私はドラッカーをこう教える。今年のドラッカー講座の内容をまとめています。
2015.03.11
経営幹部の育成
いま、4月から
あらためて開催させていただく
ドラッカー講座の
ご参加のお誘いと
プログラム内容の詰めをしている。
おかげさまで
意識と意欲の高い経営者の方々に
ご参加していただけることとなった。
うれしいかぎりだ。
そうである以上、
私としても皆さんに
参加してよかった!と
言っていただけるような
内容にしたい。
私にできることは
この高邁な、大企業向けの
経営教科書を
われわれのお客様である
中小企業の経営者に
べたに、しかし
高邁な精神を汚さずに
お伝えすることだ。
そこでプログラムの内容を
考えて次のようにした。
44月
『序論・マネジメントの課題 』
ドラッカーのいいたいことの全体像を掴む。
現代の経営では、事業・幹部・
人と仕事のマネジメントの3つ、
マネジメントでは、
組織のミッションを果たす
仕事を生産的にし人に成果を挙げさせる
社会に貢献する
の3つがテーマとなる。
5月
『事業の定義が重要!
その方法を学ぶ』
事業の目的は
・顧客の創造
・課題は利益を出すこと
・責任は存続すること。
正しい目的設定が最重要、
そのためにつとに有名な
5つの質問を投げかけて考える。
6月
『目標の立て方と経営計画のあり方』
目標と計画は、
時刻表ではない羅針盤である!
目標は8つの分野で立てる、
計画は役割分担、アクションプラン、
チェックを含めたものをいう。
そうでなければ
単なる希望表明に過ぎない。
7月
『マネジメントの仕事とはなにか』
マネジメントの仕事とは、
PDCA+人材育成である。
そのためにどのように仕事を設計し、
させるかの原理原則を
学ばなければならない。
8月
『目標管理によって幹部を育てる』
幹部を育てるためには、
組織への貢献から
自分の仕事を定義させ、
自己目標を設定させ、
自己管理していくことが大事だ。
9月
『経営に必要なスキルと道具を
学び、身につける』
効果的な意思決定のあり方、
コミュニケーションの特質、
管理手段(経営指標と測定法)
についてのポイントを学ぶ。
その要諦を学ぶことは、
経営者の思考の的確性を高める。
10月
『組織を組み立て直す』
組織には、
職能中心組織と
成果中心組織しかなく、
できるだけ成果中心組織にする
のがポイントだ。
もちろん損益計算も工夫せよ。
11月
『 経営チームをつくる』
経営者の仕事は1人では無理!
だから経営チームをつくり、
それぞれが相互補完せよ。
そのためにチームのルールを
しっかりつくることだ。
そして小企業では
不愉快だが外部取締役を入れること。
12月
『仕事の分析をし生産性をあげる』
仕事は科学することが大事だ。
そのためには生産の原理をしっかり理解し
現実の仕事分析をし、
それを統合することだ。
それが仕事と人を統合する極意である。
1月
『人のマネジメントのしかたを学び直す。』
仕事は単なる労働ではない。
人は5つのことを仕事に求めている。
働く人のマネジメントに必要なことは、
仕事に責任をもてるしくみにすること、
そのポイントは
・仕事を生産的にする
・情報をフィードバックする
・生涯学習
の3つを築くことだ。
2月
『中小企業経営の極意を頭に叩き込む』
中小企業の経営の要諦は、
・ニッチOnly戦略の確立
・経営者と経営チームの仕事徹底
・数字情報のしくみ構築である。
その具体的な進め方を学ぶ。
3月
『成果をあげる能力を習得する』
成果を挙げている経営者は
5つの思考習慣を身につけている。
しかしもっとも大切なことは
人の話を聴くことである。
以上である。
ご興味のある方は
HPをご覧ください。
(プログラム内容は上記の
ように進化させますが)
⇒http://www.management-facilitation.com/seminar/detail/?ssid=433
中小企業の経営者が
学ぶべきことは
商売でもうける創造力と
その次は
この経営の方法である。
会計事務所の可能性を追求する
御堂筋税理士法人&
組織デザイン研究所
大阪 小笠原 でした。