御堂筋税理士法人創業者ブログ

戦略の本というと

孫子の『兵法』

マキャベリの『君主論』

それにクラウゼヴィッツの

『戦争論』とある。

しかしとかく苦手で

あたまに入らない。

元々政治的な詭計は

性格にあわないのと

戦争が嫌いだからかな。

世の中には

政治的なことが好きで

超現実主義者の人がいる。

ときどき出会うタイプだが、

こちとらそういうセンスを

持ち合わせていないので

すごいなと思う。

しかしそうもいってられない。

なぜなら戦略は

ビジネスではチョー大事だからだ。

というわけで戦略論

思い切り簡単な本をかじった。

『戦略の教室』

古代から現代まで2時間で学ぶ 戦略の教室—生き抜くための勝利の全法則/鈴木 博毅
¥1,728
Amazon.co.jp

2時間でわかるのだから

ありがたい。

結局読んで思ったことは

戦略とは戦争のために

生みだされたが

現在ではその主たる活躍場所は

ビジネスの場に

なっているということだ。

ではざっと

感じたことをお話したい。

戦略論のはじまりは

天才の考え方、戦いぶりだ。

つまりリーダーというわけ。

まずはやはり『兵法』

戦略のポイントはあざむくこと

これがその始まりに

書かれていることだ。

戦争は目的達成の手段である。

(これめちゃだいじ

戦う必要がなければ

戦わないのもあり)

戦争には戦略が要る。

まあそのためには

まず情報が必要だ。

そして

いかにして効率よく

目的を達成するかだ。

こっちが強ければ一気呵成

その場合、落とし穴に注意

こっちが弱ければ一計を案ずる。

その場合、形勢をよく考慮する。

天、地勢、人、自然、時など

要動作戦

敵の弱みで勝負

攻撃しにくい態勢

防御態勢

科学

部下のこころを奮い立たせるなど

勝つ条件を考えてのち戦う。

さて目を西洋に向けると

古今最大の英雄は?

マケドニアのアレキサンダー大王

あのハンニバルも大スキピオも

カエサルも、ナポレオンも

みんなアレキサンダーを

見習った。

そしてカエサル

彼の戦法は自分で

『ガリア戦記』を書いているから

よーくわかる。

とにかく経営にも

参考になること満載だから

楽しく読んでください。

近世の天才は、ナポレオン、

圧倒的な軍事力で圧倒した。

そのナポレオンの

強さの秘密を徹底解明し

逆転したのがプロイセンだ。

天才の考えを理論にした

その頭脳が

『戦争論』を著した

クラウゼウィッツだ。

そのあとは

リデル・ハートという人らしい。

『戦略論』の中で

弱点を突く、あるいは

間接的に無力化する

方策を書いている。

題して

「間接的アプローチ」

これはビジネスでも

大いに参考になる。

最後が

ウィリアムソン・マーレー

『戦略の形成』

その国、企業の戦略形成は

過去の体験などの歴史、

地理、世界観、組織、経済的理由

などで影響を受ける。

自分と相手のそれを

正しく見極めるほどに

優れた戦略を選べるというわけ

まあ、そりゃそうだ。

てなことで、

戦いを通じた戦略論は

そんなとこらしいです。

ちょっと判った気がした。

会計事務所の可能性を追求する

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

大阪 税理士 小笠原 でした。


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