御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

関東は冷たい雨、寒いですね。

今日はお客さまのところで
後継者とごいっしょに予算を作成しました。
その後継者は、算数に弱いのでとおっしゃいます。

この部門では物販、工事、リフォーム店で4つの部門があり
相互の内部取引もあり、
そして部門別損益を捉えたいのです。

まず売上の予算を立てます。
これはもう数字がありました。
でも、相互の部門間取引額を
推定していかなければなりません。

次に粗利益率を想定します。
これはやや複雑、内部取引も含め
あるいは工事だと外注がどれくらいあるかを調べ
だいたいで設定しました。

それにしても、こういう基礎的な
数字を組み立てる上でも
統計資料や記録があまりありません。
やはり数字の中にたくさんの利益が眠っていますね。
それは、いっしょに作った後継者自身が
いたいほど感じていらっしゃるのではないでしょうか。

最後に固定費を予算立てしました。
これがもっとも時間がかかりました。

ご本人にエクセルの策定用フォーマットをお渡しし
入力していってもらいました。

まず、部門ごとにどの科目は
数字を直接つかめるか、あるいは直接つかむにしても
人数割りなどで配分係数でつかむか
また、本社に集計するかです。

そしてそれごとに去年の決算書から
数字を推測し落とし込みます。
なにしろ部門別の実績集計がありませんから
ただの推計です。
今年一年は、これを基準に
まず実績をつかむことですね。

初めはかなり時間がかかりましたが
後半はずいぶん思考スピードが速くなりました。
頭が慣れてきたのですね。

夕刻おそくやっと
予算ができました。それによると利益は
かなりでます。
「ほんとうだろうか?」
後継者のおとうさんである社長はびっくり
後継者はやる気まんまん
やはり数字を出すと人間のエネルギーはあがりますね。

私は、後継者がこの1年若手の
人材育成に努めてきた成果の予兆だと感じています。

最後に後継者にお聞きしました。
予算を作って見てどう思いましたが
「後半の経費の予算を立ててみて
 最初はよくわからなかったが
 あとになるほど頭がスムーズに回転してきました。」

やはり数字がわからないと
利益をかなり会社のあちらこちらに落としているので
後継者もそこらあたり、よくわかっているようでした。

コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。


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