御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

名古屋の後継者経営大学も全8回の内、5回目。
皆さんに、中期経営計画の課題の3ヶ年のスケジュールを
作ってきてもらいました。

今日は、順々にその内容を説明してもらい
それに対して、わたしがいろいろヒアリングをして
各社の課題を浮き彫りにし、共有化してもらおうとしていきました。

とくに後継者に特有の
会社の組織体制、役割分担、幹部の存在、
人材の高齢化と承継などのことがらから
課題を明確にするために、
組織図を聞きながら
ホワイトボードにまとめていきました。

そこで出た共通の問題は、
もちろん会社の経営計画の課題もさることながら

・後継者が経営者になっていくための
 サクセッション・プラン(承継計画)と課題

・そして、いかに月次の決算ができておらず、
 正しい業績をつかめていないということでした。

それゆえ、トピックスとして
後継者の承継プランと月次決算について
時間をさいて、問題の本質と取組みを説明しました。

そしてまた
次回までに、自分なりの社長交代までに
なすべきことがら、課題、訓練、スキルなどを
年度別にまとめてもらうことにしました。

また、月次決算については、
そもそもその情報源たる売上の計上
仕入の把握、その結果として粗利益の把握が
とても困難なこと、

それは経理の問題ではなく
業務の流れ、やり方の問題であり、
積年の放任、無管理がでたらめな数字をきたしていること
そこに焦点をあてると
相当なロス・ミス・不正が眠っている
可能性があることなどをお話ししました。

みなさん、その問題の深さにあらためて気づきがあったようでした。

またある参加者から、それらに関連して
「経営者になるための仕事の知識以外の
 必要な学びとはなんですか?」
という質問がありました。

そこで、それは
・今学んでいる経営計画を立てて、実行していくこと
・コミュニケーションスキル、具体的には
 1対1のコーチングスキル、集団をひっぱるファシリテーションスキル
・財務の数字に強くなること
そして最後に
・経営の価値観の確立
が重要なテーマだとお話ししました。

できればそうしたことを継続して
皆さんで学んでいかれることが
学びを現実の経営の場で成果として結実していくための
大切な取組みになると思うのです。

だいぶ皆さんの問題意識、当事者意識も高まってきたように思います。

コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。


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