一瞬にして意識が覚醒した他社見学

大阪のコンサルティング税理士　小笠原　です。

朝から、お客様の会社での戦略会議、
今日は、メンバーを拡大しての緊急招集である。

そのわけは、過日、社長や技術担当者が訪問された
シェアナンバー１の会社の訪問で受けた衝撃にある。
それによると、生産性で４倍以上の差、
生産量では６倍くらいの差があるというのだ。

そして、今日、社長が自らリーダシップを取って
変革の方向性の討議となった。
井の中の蛙とは、まさしくこのことであった。

このままでは、
そう遠くない将来、わが社の立場は
かなりまずくなるのは必定だ。

技術において、わが社はびりっけつなのであった。
社長は、３年でキャッチアップするという。
お客様の業界の動き、働きかけ
ライバルの動き、働きかけ
わが社の現状、
それらの要素を、整理して考えていった。

グローバル化の波はおそろしい。
価格の国際水準への低下
新規参入、技術の差

価格を予測し、必要な許容原価を査定し
どういう対策が必要かをホワイトボードにまとめていった。
短期（１年以内）、中期（３年以内）、長期（３年超）
そして、必要な投資額をはじき出した。

最後に、プロジェクト・チームを選任し、
とりあえず１２月末までに
方向性を具体化して、おもな技術的問題について
メーカーやコンサルタントの協力をとりつけることが決定された。

大事なことは、これらのことは
毎年の経営計画でも検討され、
テーマとして謳われているということだ。

ところが今回、トップの水準というものを
目の当たりにして、
皆さんの意識が一瞬にして変わった。
衝撃が走るとはこのことである。
いかに、世の中をしっかり見る、ベンチマークする、
情報を収集するということが大事かである。

人は一瞬にして、意識が変わる。
意識が変われば、行動が変わる。
あたりまえの話である。
そして、今、眼前にはふつふつとして皆さんのエネルギーがある。
それはマグマであり、ようやく地表近くに現れた。
これが大事である。
このエネルギーが未来を築く。

技術の内容、ノウハウはわからないことだらけ、
大変である、しかしそれを克服していこうとする勇気に
敬意を払い、ぜひその実現に向け
努力してもらいたいし、支援を惜しまないつもりだ。

コンサルティングに強い税理士小笠原／河原事務所　大阪　小笠原
でした。