御堂筋税理士法人創業者ブログ

皆さん、ご存じかも知れないが
私の事務所では、経営者の有志の方々が集まられて
『経営価値観講座』という勉強会を開催している。

毎月1回、夜集まっていただき
経営者・リーダーとして必要な
経営の基本となる『ものの見方・考え方』について
読書と修養の目標を立て、その実行状況を
報告してもらい、共有して、
お互いの気づきを深めていこうという趣旨である。

地味だが、毎回新たな気づきがあり
自分でいうのも何だが、きらりと光る人気のある講座である。

そんな価値観講座だが、
私が今後のためにどういう講座にしたらよいか
今年ご参加の経営者の方々にお聴きしたところ、
参加者のお一人であるS社長が
もっと時間をかけて他の本も学びたい、
継続して読書会があればぜひ参加したいと言われた。

なるほどそういうご希望もあるのかと思い
もし、深化した勉強会・パートⅡをするとしたら
どのような勉強をしたらよいだろうと考えてみた。

価値観講座の基本テキストは
森信三先生の『修身教授録』である。
森先生はその中で、次の偉人とその著書を
学ぶことを薦めておられる。
その代表は、1.二宮尊徳、2.吉田松陰である。

そこで、あらためてこれらの思想家の本を再読してみた。
その目的は
・森先生の教えの内容との関係で
 これらの思想家がどのようにその源泉となっているか?
・これらの思想家の生涯と思想は
 ひとことでいうとどのようなものであったか?
ということであった。

二宮尊徳は、
森先生がこれ一冊で小学生の修身の教えは十分だ!
と言わせる偉人である。

二宮尊徳は、百姓の子として生まれ
父母に死別し、苦労して長じ、
小田原藩で、才覚で頭角をあらわし、
儒学・仏教・和書に学び
農村の財政再建に力をふるった人である。
特に、ビジネスマンには親しみを感じるし、
なにより、上の教えを自分の実践体験から
自分なりに落とし込んでいるところが説得力があり
われわれにとっての学びの価値だろう。

吉田松陰は、
森先生の基本テーゼである
『人生二度なし』『立志』
『人の値打ちは、育てた人の数、真価は死後に顕れる』
といったキーワードを、体現した人生を送った偉人である。
その思想、生き方は
「至誠にして なさざるは、未だこれあらざるなり」
として、読む者を熱くさせる。
そして、こう迫る、『おまえはこれでいいのか!』と。

やはりこの二人の生涯と思想は
しっかりと学ぶ必要があるとあらためて感じたしだいである。

使うテキストは、
二宮尊徳 『報徳記』『夜話』
吉田松陰 『講孟余話』『留魂録』
アマゾンやインターネットで調べて
すべて、現代語訳の簡単な本も入手できた。

とういうようなことで
4月から、学びの会を開催したいとひそかに考えているわけである。
ご興味がおありの方はぜひお越しください。

明日も関連の話を続けます。

コンサルティングに強い 経営エンジン研究所 税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。


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