御堂筋税理士法人創業者ブログ

「幸せに生きるようにする

唯一ほんとうのしかたは

立派な方に固く帰依して

生きていくことだ。

一方、

悪い生き方の悲惨さは

そういう人の話をきかないで

決して立派とはいえない

自分自身にすがって

生きた結果であるのは

当然のことだ。

こうした人の欠陥を

『傲慢』といわずに

なんといえるだろう。

あらゆる罪のもとは

傲慢である。」

これは、いま読んでいる

アウグスティヌスの

『神の国』の一節を

僕なりに、

わかりやすく

書き直したものだ。

(まちごうてるかもしれへんけど)

ご本人の名誉のために

きちんと翻訳文を

書いとこ。

「そういうわけであるから

善き天使たちの浄福の

唯一の真の根拠は、

かれらが最高度に存在する方に

固くよりすがっているということに

見出されるのである。

(つまり神様によりすがるということ)

それに対し、

悪しき天使たちの

悲劇の根拠が求められるなら、

それは、かれらが

最高度に存在する方から背離して、

最高度に存在するのではない

自分自身へ向かって

転じたということにあるのは、

当然のことといえるであろう。

この欠陥が傲慢と

よばれるのでないならば

なんと呼ばれるべきであろうか。

すなわち

『あらゆる罪のもとは傲慢である』」

アウグスティヌスは、

紀元5世紀から6世紀の

キリスト教の大哲学者だ。

北アフリカの人で

たいへんに尊敬されている方である。

この『神の国』は、

読んでみてはじめて

壮大な哲学書だと思い知った。

ページをめくるごとに

眼がさめる思いである。

その思考、思想は

深く、すばらしく

誠実で篤実この上ない

人柄だと思わざるをえない。

世界史上

10人の一人に

数え上げるべき

大思想家だと思った。

経営コンサルティングと会計事務所の融合

組織デザイン研究所&御堂筋税理士法人

小笠原 でした。

(ボッチチェルリの

「書斎の聖アウグスティヌス」)


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