御堂筋税理士法人創業者ブログ

夏に毎年おじゃまするホテルがある。

今年もお世話になった。

 

一年ぶりにご主人にお会いしたら

「もう何年になりますかね?」

とあいさつがわりの質問

「さて、どうですか」

とお答えした。

 

・・・ある朝、

レセプション横のロビーで

パソコンを触っていたら、

ご主人がやってこられて、

 

おもむろに、

壁にたくさんかけてある

写真の一枚を指さして

「この写真、わかりますか?」

とお尋ねになる。

 

 

「???」

私は、この部屋の四方に

飾られている写真などは

このファミリーの歴史を物語る

さまざまな写真だと思っていた。

 

そして・・・

よく見ると

なんと、その写真は、

私たち夫婦と孫のもので

去年の秋にとある旅館で撮ったものだった。

 

(まんなかの写真がわたしたち)

 

「ええっ!」っと、

びっくりしてしまった。

 

とっさに、

そうだ、去年の暮

奥さんがクリスマス・カードを

メールくださったときに

お返事に私どもの年賀状を添えた、

そこに貼りつけてあった写真だった

と思い当たった。

 

そして、

わざわざそれをプリントして

壁に飾っていただいていたのだった。

「秘密の機械をもっていて

 それでプリントしたのですよ。」

といっておられたが、

もちろんそれは冗談。

 

「ここには、うちの常連さんの方々の

 写真を飾っています。

 彼は、スイス、この方々はドイツ

 そして、フロリダ・・・・・・

 長い人は、もう40年も

 来てくださっています。」

 

そういうことを大切にしておられる

ホテルなのだ。

 

それにしても

写真は人格であり自尊心。

私どもの写真を飾ってくださるなんて

とても名誉で、胸が熱くなった。

こういうことは人として大事なことだなと

いたく反省させられた。

 

「家内を呼んできます。」

と部屋に家内を呼びに行った。

 

降りてきた彼女もびっくり

「ええっ!ええっ!」を連発し

早速写メを取り出して

娘にラインをしている。

 

奥さんも

「私たちは価値観の合う

 お客様に長くご利用いただくのが

 うれしいのです。

 

 お金を儲けて大きくする

 手もありますが

 そんなにしなくても

 頂いた利益の中から

 毎年少しずつ

 リノベーションをして

 よろこんでいただき、

 

 私たちも

 仕事とプライベートを

 両立させていければ

 いいんです。」

とおっしゃる。

 

立派な考え方だし、

豊かなお暮らしぶりだ。

 

実はそのあと

ひょんなことから

ヴァラー湖という風光明媚なところご

夫妻にお連れいただいくこととなった。

 

湖畔のご夫婦のご友人のところで

(このご夫妻が

またすばらしいお人柄だった)

アペリティブをいただき

そのあと素敵な湖畔のレストランに

連れて行っていただいた。

 

割り勘のはずが

お代をお出しいただき

申し訳ない気持ちでいっぱいだが

ご夫妻のご厚意に

ここは甘えておこうと思った。

お返しはまたできるだろう。

 

この町は・・・

適度な大きさの町で、

人情味あふれる人たちとの

交流がとてもすばらしい町である。

だから、毎年おじゃま

したくなるのである。

 

会計事務所と

経営コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


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