御堂筋税理士法人創業者ブログ

去年、赤字3,000万円だった経営が

今年、1,000万円の黒字になった。

 

あるクライアントの収益改善成果である。

 

この会社は、金属製品の製造業である。

丹念にコックピットを整備して

製販会議で論議して進めてもらった施策は

・機械の停止時間を減らし

 稼働率を高めること

・製品別の

 機械1時間当りの粗利益を算出し

 それを示して収益改善を迫ったこと

・顧客別の価格値上げの状況を

 見える化して営業にコミットを迫ったこと

である。

 

そのおかげで

製造側では停止時間が劇的に減っていった。

また

営業側では低収益製品の価格交渉と

一般的な値上げについて精力的に

取り組んでもらい成果が上がっていった。

 

そして、

ここ数ヶ月

安定した販売と生産、そして利益率を確保でき

良好すぎる単月利益を挙げることができた。

 

一にも二にも、社員の皆さんの

努力の賜物であった。

こころからの賞賛と労いの言葉を送りたい。

 

そもそもビジネスを俯瞰的に見ると

それは極めて単純なものだということがわかる。

 

材料をinputして、

生産のprocessを通して

製品をoutputし、

顧客に販売して

粗利益を稼ぐのである。

その過程を生産的にするのは

すぐれて人の智恵である。

 

つまり

input→process→outputである。

これをシステムという。

 

そして、問うべきは

output

――――

input

の生産性である。

 

生産性を上げるには

3つの方法がある。

➀output↑

――――― ➂↑

➁input ↑

 

➀outputを上げる

➁inputを減らす

➂o/i 効率を高める

である。

 

この会社の場合

値上げは➀にあたる。

稼働率と時間当り粗利改善は

➂にあたる。

 

行なったのはこれだけである。

ただその実態をみんなに示し

何をすべきか話し合ってもらった。

 

成果はかくのごときである。

わたしは、ものごとの原因が判れば

メンバーには

果てしない改善実行力があると

信じている。

 

この会社にもまだまだ潜在力がある。

来期はフルにそれを顕現させていただき

大いなる成果を挙げてもらいたい。

 

(こうしたビジネスモデルは

どの会社でも同じだ。

あなたもご自分の会社の

高業績化のポイントを

2,3特定していただきたいと思う。)

 

見果てぬ夢である。

 

会計事務所と

経営コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


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