あるシニア・コンサルタントの一日 – 小職の日記より
2019.09.06
高業績企業づくり
昨晩よっぱらって、
ふと眼ざめると、すでに5時。
やおら起きて手当たり次第本をよむ。
最低3時間がノルマ。
今は3、4冊併読(よくないのだが)
日本文学と思想にはまってしまった。
その一冊が『新釈古事記伝』
袋をしょった大国様のお話
とてもわかりやすく、とても深い。
バタバタと腹筋と腕立て伏せをして
シャワーを浴び、
今日は、ドレスコード2
ビジネススーツである。
10時、A社に赴く。
オーナーに提案中の
HD会社を活用した
仕入機能統合による在庫課題解決と
グループ連結業績管理と
それによる次世代経営者育成
について説明を行う。
オーナーとは5、6年前に
メガバンク系のセミナーで知り合った。
お父様のご遺志を継いで
超優良会社の理念経営にあたる。
寄り添って、ぜひとも
彼女と社員の皆さんに
幸せになっていただきたい。
丁寧に説明と、質疑応答、相談をして
次回、メンバー予定者に
説明することとした。
ようやく、本格的な活動に
入れるかもしれない。
11時40分辞去
ちかくのそじ坊でそばをかき込み
阪神野田へ移動。
12時45分
製造業のお客様B社で
現場幹部による会議に陪席
4ヶ月連続売上が大台に乗り
数年苦しんできた慢性赤字体質から
黒字に転換!
まだまだ油断はできないが、
今この瞬間を喜び合う。
限界利益率が高いので
損益分岐点を超えると利益がぐんと出る。
経常利益率7%!
経営者とは、
なにわあきんど塾で知り合う。
ある日、メールが来て
買収した会社の業績不振で
相談に乗ってほしいとやってこられた。
生徒の悩みはほっておけない。
そして3年目、
まだまだ、全然油断できないが
ようやく薄日が差してきた。
業績がいいと、会議もなごむ。
冗談と笑いが飛び交い、
今日にのって年末に、
カニを食べに行こうとなる。
さっそく行きつけの店に
電話を入れて予約してあげた。
冗談で会議を終わるわけにはいかず
工場長に作っていただいた
スキルマップを皆さんに説明
ご自分のスキルレベルチェックと
10年にわたる人材育成マップの
制作を依頼、次回チェックする予定。
17時、
ホテルグランビア大阪で
お客様C社の女性後継者が
幹部候補としてリクルートする
お相手との面談に同席する。
彼女とは、メガバンク系の
セミナーでお知り合いになって
先月より個別にご相談に乗り出した。
カリズマのお父様の
夢の実現に静かな闘志で立ち向かう。
ぜひ、願いを叶えてあげたい。
そんな気になる
潜在能力にあふれる方だ。
候補者は40歳、
とある上場企業で
ブラジルの子会社を経営している方
きょうびめずらしいほどの
アグレッシブなナイスガイ
よくわが社のことを説明し、
お互いにバックグラウンド、
取り組んでいること、思いを語り合う。
お会いする前は
それほどでもなかったお相手が
本気で考えて見ますとまで
おっしゃってくれた。
次回、年内帰国とのことで
今度は会社を見てもらうことに。
後ろ見のじいやとしては
「ぜひ入って
君の好きにやってみろ」と
熱く語ってしまった。
わたくし的には、最適の候補者だと感じた。
紹介者の京都の人材紹介会社の
毛利さんは頼りになる。
彼は、堀場製作所の社長の同級生で
堀場を手伝って管理部長をした後
初志により独立した方だが、
さすがに依頼者の
思いと状況をよく聞いて
適確なアドバイスと
人材のセットをしてくださる。
失礼ながら、
レイノス、リクルート、パソナなどの
お兄ちゃん営業パーソンとは
雲泥の差である。
(もちろんそれらの会社には
それなりの価値はある)
ここらあたりに、毛利さんのような
ピンで仕事をしておられる方を
ご紹介する価値がある。
時計を見ると18:17
えらいこっちゃ、今晩は新地で
大阪商工会議所の方、お二人と
情報交換の会食予定。
ANAクラウンプラザ
の待ち合わせ名所に急行する。
会員制の鳥料理のお店で
グルメ探索家の方と、
高校大学の一回りちがいの女性に
昨今のご活躍ぶりを御聞きする。
興に乗って、勝手なことをお話しし
ひんしゅくを買ったかもしれないが、
もう一軒、ワインバーにお誘いする。
さてと、気がつけば11時、
今日は、さすがに記憶を失わなず帰宅
この日もバタンキュー。
現役を退いて、活動は少なくし、
活動する日も、予定は1つにしているので
けっこう、目が回った。
最近になく目一杯の活動だった。
たまには、こんな日があっても
よいかもしれないと思った。
若くポテンシャルに満ちた
経営者・後継者からと依頼を受け
よき仕事に恵まれ
わたしは幸せだなとつくづく感じた。
特に女性後継者の方には
一段と思いが入ってしまう。
子供のころ、
ダメ経営者だった母を
助けたかったという感情に
スイッチが入ってしまうのだ。
なので、存外
女性後継者の依頼者が多い。
あまりかっこのいいことを
話し続けると
鼻しらけられるかもしれない。
だが、気持ちとしてはそうである。
ふと、宮沢賢治の
『雨にも負けず』を思い出した。
人の重荷を背負い、
変人だなど、なんと言われようと
思ったことをして
世の中のお役に立とうとした
大国主の命の
「袋背負いとあかいだきの心」を
学びながらそう感じた。
元来がそうでないからこそ
「至誠にして、赤子のこころもて」
公言して、退路を断ち切り
<
p>そうでありたい。
経営コンサルティングと
会計事務所の統合
組織デザイン研究所&
御堂筋税理士法人
小笠原 でした。