おもしろく楽しく経営しようぜ
2014.02.21
ブログ
心理学の学説に
ジェームズ=ランゲ説というのがあるらしい。
「おもしろいことがあると、笑えてくる」ではなく、
「笑うと、おもしろくなる」という考え方だ。
これは一理あると思う。
おもしろい→わらうは、自然で生理的反応だ。
でも
わらう→おもしろいは、人為的な作用の結果だ。
経営者だって人間だ。
楽しい気分のときも、いやな気分のときもある。
しかし、傍から見ていて問題なのは、
そうした経営者の気分が、
そのまま周囲の社員の気分に
決定的に反映してしまうということだ。
さらに問題なのは、
そのことを経営者が自覚していないことだ。
その結果、やる気がうせて
ムードが沈滞し、業績が挙がらない。
これはいかにももったいない。
なぜなら、それによって
社員の人たちの働きが変わるからだ。
人間だもの、
気分によって、仕事のできばえは大きく変わる。
同じ仕事をするのだったら楽しくやりたいものだ。
それを象徴するのが会議のムードである。
経営者がぶすっとしていては
周りは気を使うばかり。
これでは生産性はみじんも上がるまい。
わたしは、お客様での会議や打ち合わせで
進行役を仰せつかることが多いのだが、
最近、特にそのことを感じる。
もともとわたし自身は
みんなのムードを引き立てられる
キャラではないと思う。
しかし、意識して
ふにゃふにゃのアイスブレークをすることがある。
もともとのキャラがわざわいして
多くはずっこけるが
それでもいい。
すべってから、もう一度
自虐ネタをかますとたいがいは
みんな打ち解けてくれるものだ。
問題はその後だ。
それまでとは全然違う
会話の親密さが出てくる。
そうするとめっけものだ。
どんどん会話が弾むし
アイデアが出てくるし
お互いを認め合えるし
その結果、前向きな気分になってくる。
まあやってみようという意思も
でてくるというわけである。
なんといっても人間は生物である。
快・不快原則で生きている部分も
あるわけである。
そこのところを
経営者はしっかり理解しておきたいものだ。
なにをしたらみんながやる気になるかだ。
やる気になったら、業績は伴う。
しんどいけれども
ここは、経営者の真骨頂
なにをしたら得になるかを考えて
自らの感情を制御していきたいものだ。
コンサルティングに強い
御堂筋税理士法人&経営エンジン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。