たくさんの経営計画発表会に出席して感じたこと
2018.04.02
ブログ
3月は
経営計画発表会まっさかり、
わたしも
8社の発表会に出させていただいた。
それぞれが
経営の意思を
社員の皆さんに伝え、
また一体感を高めようと
工夫をこらされていた。
その中では
3社が業績も充実し
実に安心して
発表を聞いていることができた。
それらの会社に共通する特徴は何かと
問われれば
➀ある市場で
ニッチNo1の地位を確立していること
➁幹部社員の皆さんが
実績を積み自信をもって
取組み発表していることである
他がダメだということではまったくない。
そうではなくて
比較していくと
各社の取り組むべきことが
明確に思えてくるのである。
わたしは発表会を
自分自身と分離したものとして
聞き、評価しているのではなく
自分へのフィードバックとして
聞いている。
そして、もし可能であれば
どのような貢献ができるのか
という観点から聞いている。
もちろん
高業績企業化への過程から
各社には固有の課題はある。
しかし総じて言えることは
人材、特に幹部人材の育成が
課題であるということだ。
それは一言でいえば
やはり『マネジメント』なのである。
ところでマネジメントというものは
すぐれて実践である。
つまり実践を通じて
身につくものである。
だからP・ドラッカー先生の書物
『マネジメント』のサブタイトルは正しい。
それは『課題・実践・責任』である。
わたしも今まで
お客様や様々な方と
こうした取り組みをしてきた。
今、あらためて
これからもさらに進化させつつ
取り組みを続けていく必要があるなあ
と感じているところである。
幹部育成は実践⇔教育の総合である。
そこでは
➀M・バウアーの
『経営計画による推進が
最も効果的である』という言葉
➁H・ミンツバーグの
『管理者で苦労した人間こそ
MBAで学ぶべきだ』という言葉
が後押しになる。
わたしが構想する
マネジメント教育での学びは
➀経営計画の立案
戦略的な視座をもつこと
➁経営計画の実行管理
目標管理だ
③業績管理
予算・進捗・月次業績・コックピット
④組織づくり
組織の理解と自部門の組織づくり
⑤風土づくり
チームづくりと学習組織づくり
⑥部下育成
OJTによる育成と哲学
⑦自己開発
時間管理・リーダーシップ・心がまえ
➇コーチング
傾聴と質問
➈会議術
成果のあがる会議のしかた
➉会計知識
決算書・課題・数字の見方
⑪評価と育成のしくみづくり
人事制度・人事評価・育成制度
⑫内部管理のしくみづくり
ロス・ミス・不正の出ない仕事のしくみ
といったことがテーマになるだろう。
あまり面白くはないかもしれない。
だが正当で古典的
(Authentic and Classic)なものだと思う。
そして深くありたいものだ。
この構想は
さらにあたためて進めていきたい
と思っている。
会計事務所と
経営コンサルティングの融合
御堂筋税理士法人&
組織デザイン研究所
小笠原 でした。