御堂筋税理士法人創業者ブログ

経営計画の策定と実行管理に
携わらせていただいていると
さまざまな経営の課題にぶち当たる。
売上、生産性、品質、コスト、人事、人材、管理・・・
その一つひとつに対して、
問題解決のさばきをしていかなければならない。

その一例が、従業員の評価、給与など人事に関する課題である。
そして、人材の育成の悩みである。

そういうわけで、
かなり多くの会社で人事制度を作る、見直すという課題が
優先度の高い課題としてテーマに上がってくる。

人事制度については、
あまたの人事制度専門の方がいらっしゃるので
そういう見識の高い方で適切な方がいらっしゃれば
もちろんその方にご依頼されるのがよいだろう。

私がかかわるとすれば、そのメリットは
それは、その会社のビジネスと社員の方々をよく知っている点にある。
だから、実態に即した制度の設計ができる。
また、そのあと実際に運用ができることである。

もうひとつ加えるとすれば、
私が中小企業を実際に経営している経営者としての
体験に基づく視点をもっていることだろう。

私の人事制度についての基本的な考え方は
もちろん、多くの経営学者、思想家から教えていただいた。
だが、やはり神髄は、
「人間は分解して評価はできない。
それは全人格的な直観でなされるものだ。
それゆえ、制度と評価法は、
シンプルで、経営者の直観に合うもの、
かつ経営者がエンピツでなめなめできるものであるべきだ」
という、ドラッカーの教え(私的解釈)によっている。

さて、そのポイントだが
①シンプルでわかりやすい人事制度にする。
②魅力ある賃金体系で、
  既存社員のモチベーションアップにとどまらず、
  今後の採用にも活かしていく制度にする。
③お仕着せの画一的評価制度ではなく、
  自社にあった評価制度を作成する。
④会社が期待する社員像を提示することで、
  社員の方々にとって、自分自身の成長曲線を意識して
  自律行動してもらうような制度にする。
⑤人事制度策定後の本格的運用までサポートする。
といった点である。

ついでに、何を考えるかについても、
ご参考までに、お話しておこう。
次の9つがフル・バージョンである。

①職制のフレームを考える
 ・等級と役職
 ・社員の区分
  ↓
②給与制度の設計
 ・給与制度のフレーム
 ・基本給のしくみ
 ・諸手当の内容 
  ↓
③評価制度を作る
 ・期待する社員像
 ・評価のしくみ
  ↓
④退職金制度を考える
 ・制度の概要
 ・原資の手当て
  ↓
⑤福利厚生の整備
 ・水準チェックと概要
 ・規定整備
  ↓
⑥役員処遇制度を整備する
 ・役員の処遇
 ・役員退職金
  ↓
⑦人材育成制度を考える
 ・人材育成のフレーム
 ・OJTのしくみ
  ↓
⑧人材採用制度を決める
 ・採用システム
 ・選考ツール 
  ↓
⑨人事諸規定のまとめ
 ・就業規則・給与規定など
 ・人事理念・マニュアル 

モチベーションマネジメントは
ちょっと別に考える必要があるだろう。

めんどうくさくって、
正直、オーナー経営者には
腹をくくる作業だが、
人事制度の骨格ができれば
あとの企業運営が断然楽になる。
また、企業が全員の力でなされており
その報酬の分配についてはどうあるべきかという
ひとつの哲学さえ心の中にできるものである。
それはまちがいなく
オーナー経営者にとっては
大きな経営の飛躍の契機となるだろう。

コンサルティングに強い
御堂筋税理士法人&組織デザイン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。


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