御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

しばらくぶりに中国の古典『易経』を読みだしています。
あの「当たるも八卦・・・」の易ですよね。

岩波文庫の易経がすこし「はくせんこ」みたいだったので、
(わかりますかね?このたとえ、
「はくせんこ」はむかしのお菓子でかなり無味乾燥なもの)
ちょっと食べかねて・・・、
新たに手にしたのが、徳間書店の『中国の思想7易経』
これはけっこうコンパクトで読みやすい感じ。

易はほんらい、占筮により出た卦を読み解くものですが
わたしは易経を読みとおす場合には
そうしたケーススタディではなく
六四卦の一つひとつの卦のもつ意味合いと
その場合の状況の教えや持つべき心がまえを
学ぶようにしています。

その中で ::: |:: という象の卦
これは上卦「山」、下卦「地」の地山謙といわれる卦です。

『謙』とは、大学の中にも「誠意」を釈してのところで
「自ら謙(こころよく)す」ということが出てきます。
大学の場合はみちたりて安静なさまをいい、
周易の場合はへりくだって人に譲るさまをいうようです。

本書、丸山松幸先生の解説にも
「「大有」の卦(これは謙の卦の前の卦で満ち足りた相をいう)の次に
「謙」の卦がおかれていることに注目しよう。
「大有」は盛大豊有を意味した。
「謙」は公平均分である。
国民所得が増大しても、所得格差がひろがるのでは
社会は不安定となる。
謙とは謙遜、謙虚であること。
おのれを虚しゅうして人にへりくだるのである。
私欲、慢心を捨てて人に従う。
それは満月が必ず欠け、高山が水に削られて
低所に堆積するようなものだ。
高貴であればあるほど卑賤に奉仕するこころを忘れてはならない。
すぐれた才能、美しい容貌は、
謙虚であることによって、より一層輝きを増すのである」と。

この卦の彖伝(たんでん)、象伝(しょうでん)【卦を解説したもの】は
次のように諭してくれている。

「謙」は、伸び栄える。高きに位する天も、その気が下降して
万物を生んでこそ、真に輝かしきものとなる。
地は低きを守ってこそ、その気が上昇して
天の動きに呼応できるのだ。

満月がやがて欠けていくように、盈満(みちみちていること)を減らして
「謙」(つつましいもの)を補うのが天の道だ。
高山を削って深谷を埋めるように、
盈満を変えて「謙」にゆかせるのが地の道だ。
富者に禍いを与えて謙者に福を与えるのが神霊の道だ。
驕慢を憎んで謙虚を好むのが人の道だ。
謙虚な人は、尊位にあれば光り輝き、
卑賤の身でも、軽侮されない。
【原文→謙は尊くして光り、卑くしてこゆべからず】
それゆえ君子は終わりを全うできるのである。

【全体の象】
高い山が低い地の下にいる。これが「謙」の卦象である。
君子はこの卦象を見て、多きを削って少なきに加え、
物事の均衡を保って公平に心がけるのである。
【下から一卦】
いやがうえにもへりくだって身の徳を養う者こそ君子である。
大河を渡るような危険に立ち向かおうとも吉。
【二卦】
謙虚な心はおのずと言動に表われる。この心を失うことがなければ吉。
【鳴謙す、貞吉とは、中心より得たるなり】
→つまりしっかりと心から会得することなのでしょうね。
 これを鳴謙という。大切なキーワードである。
【三卦】
天下のたえに献身してしかも謙遜の心を失わぬ者こそ君子である。
万民が心服する。終わりを全うして吉。
→これを労謙という。鳴謙つまり言動の修養の次は、実践というわけである。大切なキーワードである。
【四卦】
すべてに謙遜の心で処するならば、法度にしたがうことなく、
万事順調である。
【五卦】
富貴の身でありながら自己満足に陥らず、
人々とつれだって賢者の教えを乞うのである。
それでも帰服せむ者があれば、堂々と征伐するがよい。
万事順調にゆくであろう。
【六卦】
謙遜の心がおのずと言動に表われるが、人々に理解されない。
兵を動かすとしても、ただ自分の領地内を平定するにとどめるのがよい。

『謙』・・・すばらしい言葉、大切にしたい心がまえです。
鳴謙と労謙、これを大事に実践しないと
とりわけわたしのようなできそこないは・・・。

コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
です。


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