歌舞伎見物
2007.12.02
ブログ
大阪の税理士 小笠原 です。
京都南座の年末恒例の顔見世興行に行ってきました。
なにせ、歌舞伎なんて生まれて初めて。
ドキドキもので京阪電車の四条駅に降り立ちました。
四条駅から南座へは通路で直行
階段を上がってびっくりしました。
なんという人・人・人・・・南座の前は開場を待つ黒山の人だかり
それに四条通を行き交う人と相まって身動きすらできません。
やっと開門、人の流れに巻き込まれながら
初めて南座の中に入りました。感激!
へぇ、ほんとうの劇場はこんな感じなのかぁ!
席は前から10列目のまんまん中、
いきつけの南の割烹の『ごんべ』さんのお母さんにとってもらったのですが
お母さん、ほんとうにありがとうございます!
お客さんは満員、その八割は女性ですね。
和服の方も目立ちます。皆さん芝居見物も慣れたご様子
仕出し屋などに予約しておいたお弁当もご持参で。
夜の部は、午後4時20分開演、終わるのはなんと午後10時過ぎとか!
出し物は
1.梶原平三誉石切(かじわらへいぞうほまれのいしきり)・・・松本幸四郎さん他
2.寿曽我対面(ことぶきそがのたいめん)・・・中村錦之助さん襲名披露
3.京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)・・・坂田藤十郎さん
4.天衣紛上野初花河内山(こうちやま)・・・片岡仁左衛門さんほか
と豪華なもの
歌舞伎のことをまったく知らない私でも、知っているビッグネーム
それに解説のイヤホンを借りて万全の態勢
はじめは、果たして意味がわかるのだろうかと案じましたが
幕が開くと、そんな心配も吹っ飛びました。
イヤホンのおかげもあって、話の筋はよくわかるし
すばらしい舞台、様式美、人間国宝級の浄瑠璃、三味線の技
なにより本物のスターの方々を身近に拝見するワクワク感
こころより堪能しました。
幸四郎の見得、喜寿とは思えない藤十郎の見事な舞、仁左衛門のチョイ悪さ
とにかくこれでもかの満腹感、
チケットの値段も十分おつりが来そうな気がします。
いっしょに行った家内と、これははまりそうやねぇとささやきあいました。
後ろ髪を引かれる思いでしたが
幕の途中で失礼して
ごはんをがまんしたお腹を
癒しに、近くの『よこ林』さんという小料理屋に立ち寄りました。
ここは、お客様の安田社長さんの紹介ですが、
こじんまりとして、お料理の味も調っていて、私は好きですね。
そして、食事も早々、花見小路のお茶屋の『弥す田』さんへ行きました。
やはり京都に来たら、寄らせていただかないとね。
そしたら、ちょうど舞妓さんがお出ででした。
遠くから、そのあでやかさをめでながら
安田社長さんが開けてくださった、
ボージョレ・ヌーボーを奥様共々いただきました。
さっぱりした、おいしいワインをいただいてすっかりできあがりました。
京阪電車の最終に飛び乗って、目が覚めたら淀屋橋に帰り着きました。
いい夢を見させてもらいました。
来年も行きたいと思いました。
税理士小笠原/河原事務所 小笠原 でした。