御堂筋税理士法人創業者ブログ

世の中には

2種類の人間がいるという。

理想主義者と現実主義者である。

 

世界は、この2つのタイプの人間の

相克によって歴史が織りなされてきた

と書いたのは、心理学者のユングである。

 

ビジョンを含む経営計画についても

必要論と不要論がある。

 

わたしは必要論の立場を取る。

理念的にもそう思うし、

体験からもそう思っている。

 

多くの思想家が

そのことを肯じてくれる。

 

「仕事を生産的なものにするには、

基本的なことが一つある。

成果すなわち仕事のアウトプットから

考えることである。」

と『マネジメント』の中で述べたのは

ドラッカーさんである。

 

ダレル・マンは

『体系的技術革新』の中で

『究極の理想解』という概念を示して

「継続的改善ではなく、理想解から考える」

ことを勧めている。

 

そもそも、高い目標があればこそ

それをクリアーしようという策が

思い浮かぶということは

人類の歴史が示している。

 

わが師、森信三先生は

『修身教授録』の第2部第1講で

「私は、人生の真の出発は

志を立てることによって始まると

考えるものです。」

と述べられ

そもそもの倫理の出発点として

志の重要性を教えてくださっている。

 

やはり何か社会に貢献したいことがあって、

あるいは見つけ出して、

それを実現したいと心からねがう。

そういうことから事業の計画は

始まるのではないだろうか?

 

もちろん、松下幸之助翁が

述懐しておられたように

事業は、食わんがために

始めることが多いだろう。

 

しかし、事業が

一定のところに一段落すると

次のステージとして

経営理念や経営計画の必要性が

必ずと言っていいほど

念頭に上がってくるではないか。

 

「全体を見わたす力は

純粋論理によっては与えられない。

これは直観から求めるべきである。」
 

「証明するのは論理によるのであるが、

発見をするのは直観による。」

 

これは20世紀の偉大な科学者

ポワンカレの言葉である。
 

やはりスタートは

感性、思い、ねがいである。

 

今から2400年前

プラトンは『イデア(理想)』

という概念を創始した。

 

これは、その後の(西欧)世界に

最大の刺激を与えた仮説である。

魅了された人もいる。

利用した人もいる。

異を唱えた人もいる。

 

が、人の志、その崇高さが

人にエネルギーを与え、胸を打ち、

実現に導くと私は思っている。

 

そして、その志が

それを実現するための

方法を考えさせるにちがいない。

さあれば、それだけ

志の実現が現実性を帯びていく。

 

だから、事業の計画など

必要ないという人には

ある種の思考の省略、

志の低さ、自己の正当化を感じ

違和感を覚えてしまう。

 

そんなものがなくてもよい、

あるいは成功してきたという方は

それはそうにちがいないだろうが、

多くの場合

自らの潜在力のフル発現を

損ねているのではないだろうか?

 

アリストテレスのいう

潜勢態(デュミナス)が

十分に現実態(エネルゲイア)として

実っていないのである。

 

ごく最近も、

M・ハイデッガーという人の

『存在と時間』という本を読んだ。

 

曰く 「すべての思惟は、

その直観を目標にしている・・・

その上で、

それを考量によってつまびらかにする」

 

やはり、理念と本質直観そして

入念な思考がだいじだなあと

あらためて思っている。

 

やっぱり、事業の理念、

目標、計画をきちんと立てた方が

立てないよりも

パフォーマンスが上がると思うのだが

いかがだろうか?

 

会計事務所と

経営コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


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