御堂筋税理士法人創業者ブログ

今、読み続けているのが

古代ローマ時代の

プロタルコスが書いた

『英雄伝』という本である。

この本、僕らが学生のころ

世界史の授業では、

プルターク『対比列伝』

と言われていた。

英雄伝は、ギリシアとローマの

英雄、偉人達40人ほどを選んで

何らかの点で、共通点のある

希・羅の2人ずつをペアにして

その伝記をつづったものだ。

岩波文庫の復刻版で

全12巻ある。

今、第八巻の

ポンペイウスのところまできた。

ローマ動乱のクライマックス

カエサルのライバルだった

前一世紀の英雄である。

いよいよ

第九巻からは

アレクサンドロス、

カエサル、キケロなど

大物中の大物の

伝記が登場する。

いまからワクワクしている。

この英雄伝、

当然のことながら

へたなドラマや小説など

足もとにもおよばぬ

筆致である。

ところで、

古代の英雄たち

英雄とといえども

徳の高い人、欲望まみれの人

武人、哲人、政治家、実業家

など、私たち(の時代)と変わらない

泥臭い人間たちの素顔がある。

その中で、身につまされることがある。

それは、人間の品格である。

金に汚いやつ、

自分は一切財物をとりこまず

兵士たちに分け与える人、

酒、食事など欲望を恣にするやつ、

節制した生活をすごす人、

女にだらしないやつ、

夫婦の愛を紡いでいく人など、

見事なコントラストを映し出す

人物模様である。

欲望は、その人の本性を

残酷なまでに他人にさらけ出す。

およそ男(いや人間)の欲望では、

お金、地位、名誉、

食べ物、酒、女、

生への執着などが

数え上げられる。

英雄伝に登場する人物たちの

ありとあらゆる痴態を見ていると

わが身をふりかえって

はずかしさに顔が火照ってくる思いだ。

私もご他聞にもれず

欲望のかたまりで、

皆さんからごらんになったら

ときどき、いや、しょっちゅう

下品なところを目の当たりに

されていることと思う。

しかし、

これだけ人間のさもしさを

見せつけられ続けると

さすがに、私も

なんとかしなければと焦る。

それでもなかなか治らないのが

業の深さである。

とはいっても

ちょっとでも下品なところを

なくしていけるように

注意しなければならないと

ここのところ、

すごく思っているのである。

経営コンサルティングと会計事務所の融合

組織デザイン研究所&御堂筋税理士法人

税理士コンサルタント 小笠原 でした。


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