御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

今、興味深い本を読み終えたところ。
タイトルは、
行動分析学マネジメント
副題は、人と組織を変える方法論である。

行動分析学とは、
行動主義心理学から派生した
心理学の一学問分野である。
ハトやネズミで、刺激と反応、学習などの実験が生んだ
人間行動の形成を理論づけるひとつのモデル理論である。

行動分析学のテキスト的入門書を読んでも読みづらい(わたしには)が
この本は、
ノキアに買収された日本の携帯電話事業といった感じの想定で
そこに派遣されたサカモトというコンサルタントが
行動分析学の理論を組織変革に結び付けていくという、

物語風に語られ、そのあと理論を解説する構成になっており
われわれ、門外漢にも分かりやすい内容でとっても助かる。

行動分析学の基本式は次のようである。

Aさんの従来のある行動→Bさんの何かの行動
→Aさんのある行動が増える、なくなる。

そこでAさんの行動を増やすのがのぞましいのか、
なくするのがのぞましいのか
それによって、Bさんが
何らかの意図的な行動をするというマネジメント図式である。

ここでは行動主義というのがよい。
得てして、上司は部下の問題行動を
「あいつは、ひねくれものだから」
といったように、相手の中にキャラクターを想定して
問題をかえって難しく考えている。
第一そうなると、彼のキャラ、先天性といったことになり
解決を放棄してしまうことになる。
(会社では、よく聞く会話パターンだ)

私の好きな格言に
ウィリアム・オッカムの
「説明はシンプルな方がよい」というのがある。
あることがらを説明するのに、
余計な仮定を設けるのはよろしくないという考えである。
これを『オッカムの剃刀』という。

行動分析学の基本フレームは
単純な図式だが、かなり強力な思考方式のように思う。

元来、人の行動というものは、
回りに対するリアクションであることが多い。
だから、上司からすれば、
部下の行動は、上司のリアクションに対する再リアクションであるという
原因と結果の法則にすぐれて合致する。

本の中で著者はこう言う。
「優れたリーダーは、笑顔と感謝を効果的に使う。
 そして、いつでもそれができるよう、
 笑顔と感謝の練習を日常から怠らない。
 自分の機嫌がよいときだけ笑顔になれるというのでは、
 人の上に立つものとしては失格だ。
 『それでは演技ではないか』と思うかもしれない。
 確かに意識的に行うという点では演技だともいえる。
 しかし俳優の演技も上司の笑顔も、
 自分の機嫌とは無関係に人を幸せにすることができるのだ。」と

旧日本人にあるこだわりをすぱっと氷解させる
パワーのある言葉である。賛成!

もちろん、意を正して、言動が正されるというのは本論である。
だが、言動を正しくして、意を正すのもまたしかりである。

いな、言動を正しくすることの方が、即座にでき、測定しやすい。
私は、最近とみに行動主義を
標榜(ひょうぼう=かなり重きをおく)している。

コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。


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