御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

千葉県夷隅市
はじめておじゃまする街。

東京駅京葉線地下ホーム(限りなく深く遠い)から
わかしお号に乗って、1時間半
着いたのは大原駅、ここでいすみ鉄道線に乗り換える。
ムーミン列車と呼ばれる一両切りのディーゼルカーが
のどかな田園風景の中をトコトコ走る。
忘れられた、里山の風景がここには広がる。

2010091508340000
(大原駅の
ムーミン列車)

その夷隅地区の特養やグループホームなどの
施設長さん方の研修をSMBCさんから仰せつかった。
その多くは社会福祉法人である。
営利企業とはちがう、理念で運営されている組織

最大の問題は、人材の確保と定着である。
一方では、収入は介護保険での一定の給付
企業のように自由な打つ手に限りがあるところに
こうした組織の運営において、マネジャーの腕の見せどころがある。

それでも多くの施設間で
人材の充足度、財政状態・・・
さまざまな点でパフォーマンスにちがいがある。

そのちがいは皆さん痛いほどわかっておられるはず
今日はそうしたちがいの原因とパフォーマンスの向上に
施設長がどう認識し、立ち向かえばよいかを
お考えいただければいいなと思う。

そこで、かなりの部分を
話し合いと個人ワークに割いていただいた。

理念が多少ちがうといっても
社会へのお役立ちと財政の健全性の必要は
企業の場合と同じ。

ほとんど差のない需要が圧倒的にオーバーしている
入居者の問題
実は差がつく、ショートスティやディサービスの問題など
小さな努力の差が、大きな成績にちがいにつながる。

基本的に企業家的な野心の比較的少ない
施設長の方々が、少しでも経営感覚の大切さと
その具体的運営法をご理解いただき
実際にそれに沿って、計画・運営していただければうれしい。

しかし、どの施設も入居者の行列は何百人待ちとか
事務局をご担当いただいたKさんが
「民間なら、サギですよ。
介護保険の会費はさんざん集めておいて
いざ利用するとなるとできませんですから」
といっておられたのは印象的だった。

3回シリーズのこの研修
今日は、事業計画の考え方を内容とした。
あと2回、皆さんとの意見交換が楽しみである。

コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。

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