説得力
2017.07.28
読書と修養
最近読んだ本で、
これはすごいなあ、深いなあと思った本が
Changing Minds
『リーダーなら、人の心を変えなさい。』
である。
この本のなかで
そうした能力に秀でた人として
クリントン大統領やマンデラ大統領
ガンジーやサッチャー首相の
話が出てきて
なるほどなあと思った。
また政治家ではなく
思想家としてペンで
人の心に大きな影響を
与えた人として
ダーウィン、ガリレオ、
マルクスなどが紹介された。
それもその通りだと思った。
著者はハワード・ガードナーという
ピアジェなどの認知派の心理学者である。
冒頭
『80:20の法則』を腑に落とす
という話が出てくる。
人間の人としての
常識、教えられた考え方は
平等ということである。
ところがビジネスの世界では
少数の要因が結果の大半を
生み出しているという
厳然たる経験的事実がある。
こうしたパラダイムを
人が受け入れる、
人に受け入れさせるには
どのようなマインドやスキルが
必要かを明かしてくれるのが
この本である。
日ごろ人とコラボするのが仕事である
マネジャーにとっては
実は必見というテーマだ。
傾聴と質問という
コーチングの技術と
この説得力が
コミュニケーションでは
大事だろう。
ということで
この本の中では
人がある考え方を
心から受け入れる
7つのてこ(レバレッジ)
について
7つのReという
キーワードで説明される。
Reason 理屈
Reseach バックデータ
Resonance 共鳴
Redescription くりかえしと言い換え
(たとえ話も含む)
Resources&Rewards リソースと報酬
Real world 現実世界のストーリー
Resistance 抵抗
なるほどなと思った。
やはり人を説得するには
まず、話が理にかなっている、
データの裏付けがある、
人に共感させる、
物語、たとえ、ビジュアルなど
いろんな表現で示す、
それができる
スキルやツールを提供する、
それをしたら
どんなメリットがあるか
示す。
その結果抵抗を減らすことが
できるというわけです。
わたしにとっては
大いに納得
セミナーなどで活かして
いきたいと思いました。
会計事務所と
経営コンサルティングの融合
御堂筋税理士法人&
組織デザイン研究所
小笠原 でした。