すごいもうけの帳簿
2007.09.23
ブログ
大阪の税理士 小笠原 です。
昨日は、九州の2代目経営者の勉強会。
いつもながらバラエティに富んだ6社の後継者の方々と
数字の勉強をしました。テーマは『正確ですばやい月次決算』
たかが、月次の試算表?でも私は月次決算の情報は、中小企業では
超大事な戦略経営情報だと考えているのです。
みなさんに会社の毎月の試算表を持ってきてくださいと
お願いしていましたら、福岡の水道工事会社のS社長、
すごい『もうけの帳簿』を持ってこられました。
なんでも創業者のお父さんが手作りで作られた
原価管理システムに連動した、月次の業績資料です。
パラパラと見せてもらって、ぶったまげました。
工事見積りの段階で入力されたデータは、
受注、着工、工事日報入力、原価入力と一気通貫でデータベース化され
すばらしい未来管理、異常点管理、原因分析資料となっていました。
私)「ええっ!? これSさんのお父さんがつくられたの?」
「そうです」と寡黙なS社長
横から、S社長のお父さんをよくご存知の、F顧問
「こいつの親父は、こんなことばっかりしとるんですわ」
いや~、世の中には、すごいシニア経営者もいらっしゃるのですね。
エクセルで完全に手作りされた、わが社専用のERPソフト、
中小企業の情報としては第一級の月次決算資料です
完全脱帽! 恐れ入りました。m(_ _)m
税理士小笠原/河原事務所 小笠原 でした。