御堂筋税理士法人創業者ブログ

「経営者が未来に対して

 十分な時間と思索を割いていない。」

 

ドラッカーさんの

『創造する経営者』の一節である。

「問題は

 経済的な課題と取り組むための

 知識や方法論が存在しないことにある。
 明日の問題に取り組むには、

 まず今日の問題を時間をかけず

 効果的に解決できるようにすること。
 今日の問題に対する

 体系的なアプローチが必要とされる。」

 

まずは、現状をつかんで

ちゃっちゃと改善しいやということである。

 

僭越ながら、そのために

わたしはコックピットというものを創って

皆さんに提供している。

 

実は今、そのコックピットを

だれでも作れるようにしたいと思っている。

そうすると、世の会計事務所の諸君が

お客様に貢献できると思うからだ。

 

「企業にとって、本業の仕事は3種類ある。
 ①今日の事業の業績をあげる。
 ②潜在的な機会を発見し、実現する。
 ③明日のために新しい事業を開拓する。」

 

そのとおりやなあと改めて思う。

現状の業績改善、その中で変なところがある。

市場でのチャンスを見つける。

新たな製品や商売の想起である。

 

「これら3つの仕事には、

 それぞれ異なるアプローチが必要となる。

 異なる問題提起が必要となる。

 したがって、結論もまったく異なったものとなる。」

 

そらそのとおりや。

現状改善、チャンス発見、

新たなもののアイデア創出

はそれぞれ頭の使い方がちがうからなあ。

 

「これら3つの仕事は、

 互いに切り離すことができない。

 しかも同時に

 おこなっていかなければならない。

 いずれも今日おこなわなければならない。

 未来は明日つくるものではない。」

 

というわけで、

経営者には、それらを見せてくれる

ビジュアルのツールが要るのである。

 

では、われわれ経営者は

どういう前提で

わが社と世界で起こっていることを

みなければならないか?

 

それがドラッカーさんがいう

『企業における仮説』である。
企業の成果と資源について(①~⑤)と、

企業自身の活動(⑥~⑧)

についての仮説である。

 

とにかく『仮説』はだいじや。

科学発展のみなもとやからなあ。

 

「この2つの仮説から、

企業家的な仕事の性格と方向に関して、

いくつかの結論が導き出される。」

 

①成果や資源は企業の内部にはない、

 いずれも企業の外部にある。

②成果は、問題の解決ではなく、

 機会の開拓によって得られる。

 

③成果をあげるには、

 資源を、問題ではなく、

 機会に投じなければならない。

 

④成果とは、単なる有能さだけではなく、

 市場におけるリーダーシップ

 によってもたらされる。

 

⑤いかなるリーダーシップも、

 うつろいやすく短命である。

 

⑥既存のものは、古くなる。

 

⑦既存のものは、

 資源を誤って配分されている。

 

⑧業績のカギは集中である。

 

とにかくむずかしいが

これが、わが社をめぐる

現実についての

仮説=当て推量である。

 

そこから得られる心がまえとして

わたしは次の5つを

皆さんが読み解くことをお薦めする。

 

➀現状の活動と成果の関係を明示する。

 粗利益の偏り度合いなどである。

 

➁リーダーシップがあるかどうか調べる。

 ニッチNo1である、シェア計算である。

 

➂市場の機会を探索する。

 マーケティング・イノベーションである。

 

➃絞り込みできているか調べる。

 成果のあがらない製品や顧客を捨てる。

 

➄リスク分散状況を見る。

 一本足打法はいつか危機を招く。

 

そのために

コックピットを作るのである。

 

ちょっと

むずかしかったでしょうか。

 

会計事務所と

経営コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


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