グーグルのお話のつづき②
2014.12.12
高業績企業づくり
みなさん、おはようございます。
とっても興味深い
グーグルの経営の考え方
昨日書き残した
残りをご紹介します。
5.コミュニケーション
インターネット時代の
従業員の仕事は「考えること」だ。
もちろんインターネットの世紀にも
カネは重要だが、
企業にとっての真の生命線は
情報である。
21世紀の企業において
カギを握るのは、
スマート・クリエイティブを吸い寄せ、
すばらしい仕事をさせることだが、
彼らに十分な情報を与えないかぎり、
それは不可能だ。
⇒それはそのとおりだ。
まともな人間の真の協力を得るには
業績はフルオープンしなければならない。
ということは、処遇についても
腹をくくるということだ。
だが、その見返りは
とてつもなく実りある。
もう一つ、
透明性の具体例といえるのが
OKRだ。
OKRとは個々の社員の
目標と主要な結果指標である。
すべての社員が四半期ごとに、
自らのOKRを更新して
イントラネットで公開する
ことになっており、
他の同僚が
どんな仕事をしているかが
簡単にわかる。
⇒業績目標と数字を
宣言してもらい
見える化することは必要
(ラリー(創業者の一人)がなぜ
現場の細部を知っているのかについて)
ラリーは現場のエンジニアから
情報を得ていた、
「スニペット」という
便利なツールを使って
直接情報を集めているのだ。
スニペットは各社員の
週次報告書のようなもので、
数分もあれば記入できる
簡潔な内容だ。
⇒やはり業務日報は必要で
目を通さなければ
グーグルでは
新プロダクトや主要機能を
発表した後、
担当チームに「反省会」を
させている。
⇒これは弊社もそうで同感
グーグル屈指のリーダーのなかには
会話を促すために、
ちょっと変わった試みを
する者もいる。
たとえばウルス・ヘルツルは
"ユーザーマニュアル"を作った。
部下に自分という人間の扱い方、
壊れた場合の修理法などを
説明するためだ。
⇒上司マネジメントは大切で
それを上司の方から
コツを伝えてあげるのは
親切の極みだろう。
仕事に限った話ではないが、
何かを人に伝えたいと思ったら、
たいてい20回は繰り返す必要がある。
数回言うだけでは、
みんな忙しすぎて、
おそらく気づかないだろう。
…だからリーダーは常に
"コミュニケーション過剰"
であるべきだ。
…「お祈りはいくら繰り返しても
ご利益は減らない」。
⇒そうやなあと染み入った。
これは習慣として取り入れよう。
それにしても心に邪悪がない
まっすぐな人だ。
というわけで
下記のルールが示された。
正しいコミュニケーションの
過剰のルール
①そのコミュニケーションは、
あなたが全員に伝えたい
重要なテーマを強調するものか?
②コミュニケーションは効果的か?
③コミュニケーションは
おもしろく、楽しく、刺激的か?
④コミュニケーションは
こころがこもっているか?
⑤コミュニケーションは
正しい相手に届いているか?
⑥メディアの選択は適切か?
⑦正直かつ謙虚に。
不運な事態に備えて好意を蓄えておこう。
単調な職場会議をおもしろくする、
簡単な手がある。
参加者に出張の報告をさせるのだ。
⇒なるほど、使えそう。
メールの心得
メールはとにかく
有益で有効なツールだが、
根っから楽観的で前向きな人にまで
不要な不安やいらだちを
感じさせることがままある。
相手にそんな思いをさせないために、
私たちが心がけていることを紹介しよう。
①すぐ返信する
…短くてよい「了解!」
②メールでは一言一句が大切で、
ムダな長文は要らない。
③メールの受信トレイは
常にきれいにしておこう。
④メールの扱いは
後入れ先出し法で
⑤自分が「ルーター」
であるのを忘れずに
⑥BCCを使うときには、
その理由を自問してみよう。
⑦メールで相手を叱り飛ばさない。
⑧仕事の依頼を
フォローアップしやすくする。
~自分にもフォローアップ
として送っておく。
⑨あとで検索しやすい
ように工夫する。
~キーワードをつけて
自分に転送しておく。
⇒私も含め、不作法を
ぜひ直したいと思っている。
シチュエーション別の
コミュニケーションのルールブック
を作っておく。
1:1の面談~
ミーティング中に話し合うべき
トップ項目
①職務に対するパフォーマンス
②他の部署との関係
(組織の一体感・一貫性を保つのに不可欠)
③マネジメント・リーダーシップ
④イノベーション
(ベスト・プラクティス)
⇒弊社、幹部諸氏
そういうことのようです。
6.イノベーション
イノベーションとは
「新たな大ブーム」を
つくりだすことだ。
CEOはCIO
(最高イノベーション責任者)であれ。
ユーザーに焦点を絞る。
発想は大きく、(ほぼ)
実現不可能な目標を設定する。
70:20:10のルール
…リソースの70%を
コアビジネスに、
20%を成長プロダクトに、
10%を新規プロジェクトに充てる。
…新しいアイデアに
投資しすぎるのは、
投資が足りないのと
同じぐらい問題である。
…10%が適切なのは、
もう一つ理由がある。
クリエイティブは制約を好むのだ。
絵画に額縁があり、
ソネットは14行
(俳句は575みたいなもの)
ときまっているのはこのためだ。
⇒欧米人の一般教養と
ユーモアはやはりすばらしい。
…イノベーションを奨励するときに
一番やってはいけないことは、
資金を与えすぎることだ。
世に出してから手直しする。
失敗は壁ではなく、
道と考える方がよい。
ビジョンについては頑固に、
細部については柔軟に。
ざっとまあこんなところかなあ。
スマートなこころにふれた
本でした。
会計事務所の可能性を追求する
御堂筋税理士法人&
組織デザイン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。