御堂筋税理士法人創業者ブログ

ある顧問先様から

「先生、ランチェスター戦略の

講義はできますか?」

とのご質問・ご依頼を受けたので

「いいですよ」と引き受けた。

そこで、過日

半日をかけて

ランチェスター戦略の講義

というか事業戦略プロジェクトに

参加してきた。

この会社は

すでにあるニッチな市場で

相応のユニークな

ポジションを築いている。

そういう意味では

戦略を選択済みなのである。

しかし

市場の微妙な変化を

敏感に感じ取った

同社の若く才能豊か

営業・商品企画の責任者は

戦略の見直しに入った。

メンバーとして会議室に

集まった面々は

営業やクリエイティブの

責任者たちである。

いずれも30歳代の

若き俊優たちである。

はじめに

兵法とランチェスター戦略の

お話をして

ランチェスター戦略の

応用のしかたをお話した。

あとは

彼らがこの知識を

どう活用していくかである。

2時間の説明を

しっかりと聴いた彼らは

今後3月まで続く

このプロジェクトの進め方

ランチェスター戦略の活用のしかた

を話し合った。

まず学んだこととして

兵士力を定義しだした。

人員数、質?、訓練など

質とは何だ?

これは定義しにくい

ゆえに戦略論では

敵と同質と仮定する。

兵器力

商品、開発力、宣伝力などだ。

ところで兵力とは何か?

彼らの議論がとまったので

助け舟を出した。

「兵力=兵士力×兵器力

 と考えたら?」

「あー、そうですね

 すとーんと落ちました(笑顔)」

それから、みんなが

アウトプットを定義しにかかったので

もういちど、アドバイス。

「ちょっとまってパー

その前に戦場をチェックしなければ

ならんのちゃうかなあ

兵法にもそうあるで」

「そうかあ、そうですよね」

というわけで

戦場の調査を企画・定義した。

まず戦場を

顧客市場と商品市場に

わけて考えることとした。

そこではわが社の

位置づけ、シェア

ライバルなどなど

市場で調べることはたくさんある。

しかしあいにく

情報が取れるところが

まだ少ない。

「とりあえず〇〇地方を

テストケースに

情報収集と分析を

まず1ヶ月でしましょう」

そしてアウトプットだ。

これは現状の経営資源

主に人員だが、

この生産性を最大にするように

顧客と商品について

重点をしぼりこむこと

そしてトレードオフの

方針を立てることとした。

この指揮官、メンバーの

すごいところは

経営資源の生産性を

ベースにこの集中を考えるところだ。

まさに正論である。

かつて猛将に率いられ

もう訓練を受け

実戦に放り込まれて

成功体験を重ねてきた軍団だ。

若いがとても頼もしい。

この会社のここが強いところだ。

3月に出す結論が

今から待ち遠しい。

毎月の検討結果は

毎回レポートをくれるという。

わたしの次の出番は

2月に行われる合宿だ。

そこで具体戦略を考え出す。

なんだか従軍記者で

ときおり軍事顧問という

感じがしてきた。

とても楽しみな取り組みだ。

経営コンサルティングと会計事務所の融合

組織デザイン研究所&御堂筋税理士法人

税理士コンサルタント 小笠原 でした。


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