御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

今日は、三菱UFJコンサルティングさんでの
「ドラッカーに学ぶ儲かる会社にする方法」のセミナーでした。

このセミナーでは、わたしが座右の書としているドラッカー3部作から
業績をあげる方法論と、心がまえについてお伝えしたいのです。

題材の3部作とは
『創造する経営者』・・・業績をあげるための事業の分析と構想法
『経営者の条件』・・・業績をあげるビジネスマンの思考行動習慣
『マネジメント』・・・幹部の責任と課題と実践について

原題を見れば、ドラッカーの意図がよくわかります。
『創造する経営者』⇒Managing for Results
 ・・・成果に向けて取り組む
『経営者の条件』⇒The Effective Executive
 ・・・成果をあげる経営者
『マネジメント』⇒Management Tasks,Resposibilities,Practices
 ・・・経営管理者の課題、責任、実践

前半は、高業績企業にする方法についてです。

創造する経営者は、経営者がわが者を高業績企業にしていくときに
しっかり分析し、診断し、洞察し、
構想し、意思決定し、計画し、実践していくときの
考え方と方法をもれなく示しているもので
実際の経営やコンサルティングで大変役に立ちます。

まず、成果(製品)を分析し、
その強さ、ライフサイクル上の位置を考えます。
次に、その成果に対して投入されている人員と資金を考察し
成果とコストのバランスを見ます。
さらにコストそれ自体の分析の視点、方法を学びます。
こうして、事業の現状を押さえます。

さらに、顧客の視点から事業の適合性や機会を診断し
また、わが社の知識の視点から何が強みか診断します。
こうして、わが社の事業を診断し、方向性についての示唆を得ます。

その上で、事業の構想を練ります。
そのためには機会を追求し、人材をあてはめ、理想の姿を描きます。
そして未来の変化を洞察し、そのリスクを考え、意思決定をします。
あとは、事業とその卓越性の定義をし
その実現の具体的方法を決めていきます。

さてそうした流れが私たち中小企業の経営の実際
業績をあげる上で、どれだけなるほどと腑に落ちて
明日からそうしようと思っていただけるかです。
まだ、これといって答えが出ていません。
分析のところは、実例をたくさん入れましたが・・・

ご参加いただいた方々からは
ケーススタディを取り入れたらどうかといった
参考になるフィードバックをいただきました。

また若い参加者の方からは、
自分のしごとに置きかえて考えると
参考になりますという暖かいご意見もいただきました。

後半は、経営者の心がまえについてです。

これは経営者の条件にくわしく説かれています。
その心がまえとは次の5つです。
・時間を管理する
・貢献から自己の仕事を捉える
・強みを活かす
・優先順位の高いものに集中する
・効果的な意思決定をする

そのそれぞれについて
自己をふりかえってもらいながら
ワークと解説を進めていきました。

最後に、ドラッカーの考え方を活かした
「儲かり続ける会社にする」ための
取組みと学びの方法をお話しました。

それは、それぞれ6つのテーマです。

儲かり続ける会社にする取組みの方法では
・経営計画
・増販・生産性向上・内部管理
・学習組織
・業績管理
・人材育成
・哲学の確立・浸透
です。

儲かり続ける会社にする経営者の学びでは
・さきほどの5つのテーマに
・価値観の学習があります。

受講いただいた方々の評価はまずまずでしたが
受講者が少なく、わたしの知名度のなさを痛感します。
いつの日か、ドラッカーの解説なら
OGASAHARAだといわれるように精進を重ねたいと誓っています。
でも、大震災で大変な折、お越しいただいた
皆さんにはこころより感謝申し上げます。

さっそく帰宅して、
プログラムの修正に取りかかり
かなり内容を修正しました。

あとは腑に落ちるための
実務に近い実例などの整備です。
これは少し時間をもらって考えましょう。

少しながくなりましたが・・・・

コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。

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