御堂筋税理士法人創業者ブログ

要約
1 PDCAとはP(計画)→D(実行)→C(反省)→A(改善)の仕事の進め方、サイクルをいう
2 PDCAは仕事の管理の基本である
3 PDCAは会社、部門、プロジェクト・チーム、個人のレベルでそれぞれ行なう
4 個人の仕事におけるPDCAは仕事の品質を維持し、高め、生産性を高める基本である

1 PDCAの意義

 PDCAとはP(プラン=計画)→D(ドゥ=実行)→C(チェック=反省)→A(アクション=改善)の仕事の進め方、サイクルをいいます。

 ビジネス=経営とは、お客様に選ばれる製品やサービスを提供して、儲けて人を雇い世の中に貢献するものです。

 その進め方には、① 計画を立てそれを粛々と実行する方法と、② アイデアがひらめきそれづたいに進化発展していくパターン、の2つがあります。

 現実の経営では、その2つがまじりあいます。例えば、戦略立案は②で、実行計画は①で、日常活動は①と②でといったしだいです。

 ①のしかたで仕事を進める場合の手順がPDCAです。ちなみに②で進める方法をOODAといいます。OODAでは、O(オブザーブ=観察)→O(オリエント=方向づけ)→D(ディシジョン=決定)、A(アクション=行動)の4つのステップをくりかえします。より早く変化する環境への迅速な対応・意思決定に即したもので、それもまた必要とされるところです。

2 PDCAの概要

 PDCAは経営、マネジメント、仕事の進め方の基本だといえます。それは、ビジネスでは儲けることが必要とされ、それには生産性が問われるからです。私はそれについて「効果的で効率的」といっています。効果的とは的を射ていることです。効率的とはより経済的でスピーディであることです。

 P(計画)では、やることの目的、方法、手段、段取りを落ち着いてしっかりと考えます。そういう意味では計画は出発点であるゆえにとても重みをもつといえます。よく段取り七分というではありませんか。

 D(実行)では、決めたことを実直に行ないます。そして現場では臨機応変さも求められます。さらに実行の際には、感性をもってものごとをよく観察することがだいじです。それがC(チェック)の質を高めるからです。

 C(チェック)は、仕事のレベルを高める重要な局面です。あらゆる仕事でC(チェック)をなおざりにせず行なうことが、仕事の質を高める決定的なポイントです。

 A(アクション)は、C(チェック)により検討した仕事の改善点を実行することです。A(アクション)により仕事の改善を検証していきます。

 そしてPDCAをサイクル化することにより連続した仕事の質の改善、レベルの向上が図られます。それゆえ、PDCAは仕事の基本的な進め方であり、すべての仕事にその考え方が組み込まれなければなりません。

3 経営階層ごとのPDCA

 会社全体でのPDCAとは、すでに紹介した経営計画を中心とした経営のあり方をいいます。それは経営計画と実行管理のサイクルです。

部門マネジメントでのPDCAでは、部門長は部門計画の推進とそのための部下と自らのPDCAを推進していきます。プロジェクト・チームなどのチーム活動でもリーダーは同じように自らも含めたメンバー各自のPDCAを推進していきます。

 そして個人のPDCAがあります。個人のPDCAのフェーズごとのポイントは図に示しています。

【個人のPDCAのポイント】

 仕事の生産性、つまり成果、効率を高めるためには、まず計画、準備、段取りに抜け落ちがないことです。次に、仕事を慎重にかつ手際よく行なうことです。そして仕事が終わったら、さらに仕事の品質と効果性を上げるためによくふりかえることです。

 その際に私は次の2つのことがだいじだと痛感しております。一つはツールです。ツールの中でも仕事の全体を管理し仕事を意識化させる『目標管理シート』、仕事の品質を担保する『チェックリスト』、仕事にかかった時間を記録する『日報』がとても重要です。ドラッカーも目標管理と時間管理の重要性を訴えています。またチェックリストは、仕事の達人ほど大事にしているものです。その重要性を腑に落としたい向きには、カウンデの『あなたはなぜチェックリストを使わないのか』を読んでください。

 いま一つはPDCAをルーティーン化するという心がまえです。習慣が人間を創ります。今を時めく大谷さんなど世の達人を見ればその大事さは明らかです。ぜひ自分なりの仕事の手順を確立してください。

 こうした仕事のPDCAをスタイルとして永年習慣化していくことで、あなたの経営、仕事の成果、効果性、生産性が格段に高まっていくことでしょう。

以上

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