今日も立派な創業社長のお話をお伺いできた。
2016.07.10
高業績企業づくり
日ごろ懇意に
させていただいている方から
ある社長さんを
ご紹介いただいて
昨日、東京まで
お会いしにいってきた。
その社長(A氏)は、
自社にアメーバ経営的な
経営管理が欠如していて
そうしたことを
推進して行きたいといわれる。
約2時間、A社長の
来し方をおうかがいした。
これまでの人生、培われた思想、
創業の動機、取り組んできたこと、
飛躍の要因と、脱却した低迷の原因、
成し遂げた成果、今後の目標
などである。
そして、まさに
A社長が求めておられることは
正鵠を射ていると思った。
リーマンショックの折で
40億だった売上高が
直近では150億となっている
という事実が
何よりも彼の考え方と実践が
正しかったかを示している。
その延長線上で目指している
3年後300億円
8年後500億円
さらに1,000億円
という目標も
おそらく実現可能なものだろう。
お話をお伺いした中で
とても興味があることが
2つ、3つあったので
インタビューした。
そのひとつは、
高校時代から青年時代での
体験とその基になった考え方である。
A社長は、高校時代
野球をしていたという。
そこで、全国制覇もなしとげた
名伯楽だったライバル校の
監督のマネジメントを
つぶさに観察された。
そして、
高校教員として指導者をめざそうと
考えられた。
大学を出て、決意どおり
野球部の監督を3年間務められ
その間に、はやくも県大会で
チームを準優勝に導びかれた。
これはおそらく…だが、
そのまま指導者を務められていたら
今頃は、甲子園優勝監督として
全国にその名を広く
知られることになっただろう。
それはさておき
私がぜひとも訊きたかったことは
その某有名監督の
マネジメントの正体である。
「社長が感じられた、
その監督のマネジメントの要諦とは
どのようなものだったのですか?」
「まず勝ち負けにこだわるということです。
相手が強いチームであればあるほど
絶対に負けないという意志です。
そしてゲームでは
常にゲームの流れを読み解き
タイミングを読み
適宜に手を打つということです。
そのために、
素質のある選手のスカウトに
力を入れていました。
そして適材を適所に
用いるということです。
練習と実戦においては
きちんと人を糺すということでした。」
まさに簡にして要の説明である。
大変、腑に落ちた。
身近で実践できる
マネジメント要論であった。
もう一つは
彼の専門の分野でのノウハウに
ついてであった。
この話もなるほどと
思わせる的確なお話であった。
このようなビジネスの
洞察力に富み
適確な説明力をお持ちの
達人にお話をお聴きするのは
とてもすばらしい機会である。
こののちお手伝いができれば
すばらしいことだと思うが、
そうでなくても
大変に学びになった
インタビューであった。
コンサルティングと会計事務所の融合
組織デザイン研究所&御堂筋税理士法人
税理士コンサルタント 小笠原 でした。