御堂筋税理士法人創業者ブログ

小笠原です。

しばらく読書にかまけて

ブログまで手がまわりませんでした。

このままだと10月はぼうずなので

駆け込みで書いておきましょう。

 

さて、テーマは数字に強くなるです。

昨日も、お客様の幹部社員の

マネジメント教育をしていて

ある参加メンバーが、

課題は数字につよくなることです

というてはりました。

 

「私の感じるところ、

中小企業では

トップと社員の80%は

数字に弱いとおっしゃる。

 

しかし、それでは困る。

なぜなら経営は数字で評価されるからだ。

 

では、数字に強くなるには

どうすればよいか?

いわく、決算書が読めるようにと…。

 

もちろんそうだが、

もっと日常の思考で

数字に強くなってほしい。

 

それは、

「どうすればより儲かるか?」、

「それは儲かるか?」

という思考である。

 

それは意思決定のために行なう。

その第一は、

売上×粗利益率-固定費額=利益

という『利益方程式』を

きちんと理解して、

会議の折などで

計算できるようになることである。

 

そのために、

わが社の粗利益率、

月固定費額を覚え、

さらになんぼ売ったら

トントンになるかという

『損益分岐点』をわかっていることである。

 

これが数字に強くなるベースである。

これを採算意識というのである。

 

それがわかれば、

次に売上をP単価×Q数量で

考えるくせをつける。

 

Pは利ザヤ管理につながる。

Qは稼働管理につながる。

Qのポイントは、

稼働率、平準化、

リードタイム(一つ当りの処理時間)である。

 

多くの人はQを見過ごすが、

数字に強い人はQが

大儲けのコツだと見抜いている。

 

くだんのメンバーに

そのあとの会議で

利益方程式を教えて

実際に来月の販売予測から

予想利益を計算させてみた。

なんとか計算できた。

 

だが、考え方を説明させると

まだまだちんぷんかんぷんである。

理解できていないのである。

腑に落とさせるために

社長に継続して質問するように

おねがいしておいた。

 

利益を計算できるようになれば

その結果として会社は

より儲かるようになるのである。

 

会計事務所と経営コンサルティングの融合

御堂筋税理士法人&組織デザイン研究所

小笠原 でした。


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