御堂筋税理士法人創業者ブログ

昨日話をした

本の話のつづきである。

 

昨日は読む本の探し方について

話しをしたが

今日は本を読むスピードについて

の話である。

 

さて、こうも本の仕入が増えると

読むスピードを挙げなければならない。

 

私の読む速度は

時速30ページ程度であるから

300ページの本を読むには

10時間掛かることになる。

 

これでは間に合わないから

読む方法のイノベーションが必要になる。

 

そこで、この手の経営書は

まず著者がなにを言いたいのかを

まとめることをゴールとして

そのキーワードを

見つけていくことに重点を置いて

読んでいくことを試してみた。

 

だから、わかり切った主張や

ある程度予測のつく挿話は

ななめ読みする。

まあ、急行電車みたいなものである。

 

これだと、本を楽しむ人からみれば

それでは、本を読んだことには

ならないのではないかと

いうことにもなりそうだが。

 

この方法で読んでいくと

一冊の本を3時間くらいで読める。

これだと、長編映画を

一本見るのにかかる時間ぐらいに

所要時間を圧縮できる。

 

赤ペンとマーカーでページを追い

最後に要約をするのである。

 

本ではこの要約が大事である。

これが私としてのアウトプットになる。

仕入に対する成果が要約である。

 

この要約については

ブログやフェースブックで

折にふれ、皆さんにも

ご紹介できればと思っている。

 

もちろんいいなあと思った本は

じっくりと味わう。

それはヴィンテージワインを

味わうがごとしである。

 

これで月に15冊くらいに

生産性を上げたいと目論んでいる。

なにしろ仕入を

いっぱいしなければならないからである。

 

それには、

もうひとつ別の理由がある。

 

それは英語の本を読む必要があることだ。

なぜなら

読むべき本の中には

翻訳されていないものが

ときどきあるからである。

 

今までにも

やむをえない必要にかられて

何冊か英語の本を読み

それを翻訳したことがある。

 

しかし、そのためには

恐ろしい時間と手間がかかって

その間、ほかのことができなくなるという

大いなる支障が出て

もうこりごりという気分になっていた。

 

だが、もう一度

英語の本を読んでみようと

思ったのは、

お客様である、

㈱東洋シートの山口代表から

英語の本を読む方法を

お聴きしたからである。

 

山口さんは、

グローバル企業のトップで

英語の堪能だが、

英語の新聞や本を読むのは

慣れの問題だとおっしゃる。

 

最初はなかなか進まないが

なれてくるとスイスイ進むそうだ。

そのためには

わからない単語はとばすのがコツだという。

 

これには目からうろこが落ちた。

問題は、とにかく単語を調べるのに

時間がかかりすぎるからだ。

(最近は携帯で

 かなり調べる時間も速くなったが

 それでも、である)

もちろん彼と私とでは能力がちがいすぎる。

彼はしゃべれて、私はしゃべれないからだ。

 

だが、

そう言われた言葉が耳に残って

そうすると、

不思議に『セレンディピティの法則』で

そういう機会ができて・・・

 

それで、読む実験をしてみた。

その結果は?・・・

 

彼のいうとおりであった。

時速20~25ページぐらいの

スピードで読めたので

まずは実用に耐えたと感じた。

これには、とてもうれしくなった。

できないことができるようになることは

人生の大きな楽しみのひとつであるからだ。

 

これで、心理的なハードルが

ぐんと下がって、

仕入の範囲が増えるだろうというわけだ。

つまり、輸入もできるようになるのである。

これからは、

月に1冊ぐらいは輸入したいものだ。

ボケ防止にもいいだろう。

 

以上、本の読み方についてのお話である。

 

会計事務所と

経営コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


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