御堂筋税理士法人創業者ブログ

おはようございます。小笠原です。

今年もあっという間に

楽しいお正月が

過ぎ去ってしまいましたね。

毎年ながらの多少の寂寥感が残ります。

 

それはさておき

新しい年の始めには

しておかなければならないことが

いくつかあります。

 

私の場合、

年間の業務時間の集計と分析は

その一つです。

(昨年の今頃のブログをご参照)

 

2019年の時間の集計と分析を

たった今終えました。

所要時間は4時間弱。

 

私の場合、年齢が年齢ですから、

早いのか、遅いのかわかりませんが

徐々に仕事は店じまいの気分。

時間も収入も

なだらかな下降線をたどっています。

 

ドラッカーさんは

『経営者の条件』で、

時間管理は最初に

行なわなければならないと

おっしゃっています。

 

(ドラッカーさんの時間に対する箴言

 どれだけの人が

 真に実感しているでしょうか)

 

そこで、

皆さんのご参考になればと

その私なりの方法論を

ご紹介したいと思います。

 

まず、前提として

私は、毎月の仕事の時間について

PDCAを回しておりまして、

ですから12ヶ月分の

時間の実績データがあります。

 

これを、年間集計いたします。

そして、

18年(つまり前の年)の集計データと

19年当初の計画データ

および20年の計画データを

を引っ張ってきます。

 

そうして、19年実績を

前年の18年実績と比較、

また、19年の当初計画と比較、

さらには、20年計画と比較します。

 

こうして、

時間の使い方の分析をします。

 

私の場合、仕事の時間は、

直接時間、R&D時間、間接時間

に大別しています。

 

これは、私に対する時間の要求を

重要性と緊急性から

区分したものによっています。

 

直接時間は、

個別のお客様のための投下時間、

セミナー活動の時間に分けています。

 

R&D時間とは、

未来のための時間です。

主に、読書、指導コンテンツ作り、

人材育成や経営関与の時間です。

 

さて、分析結果です。

 

(予めお断りしておきますが

 私のような職業は

 仕事が人生そのものであること、

 またライフサイクルが老境にあり

 煩わしい雑事がないことで、

 数字がぎょっとするような

 ものになっているかもしれませんが

 お気になさらないように)

 

総労働時間は3,290時間、

月当り275時間です。

コンサルタントならこんなもんでしょう。

 

年間に人間に与えられている時間は

8,760時間ですから

仕事時間のシェアは37.5%です。

ちょうど3/8ですね。

 

ちなみに、収入の方は

おかげさまで

少しずつ減っております。

 

さて、時間のさらなる分析ですが、

直接時間が1,208時間で、

月100時間ほど、

R&D時間が1,990時間で、

月166時間ほどです。

それらの割合は、36.7%対60.5%。

 

これを前年と比べると、

総労働時間は、なんと3%増えています!

直接時間は、12%減っているのですが、

R&D時間が19%も増えていました。

まあ、実感から納得です。

 

この原因は、主として

コックピットのノウハウや、

若手社員の育成のための

資料づくりなどで

ノウハウ開発の時間が

かなり増えたことと、

交際時間が増えたことです。

前者はOK、後者はNGですねえ。

 

ということで、総括をしてみました。

 

「2019年は、全体では、

 収入が前年比-〇%、

 時間は3,290h、+3%であった。

 直接時間は、1,280h、

 △12%であったが、

 R&D時間が1,990hで、

 320h増加し、+20%であった。
 

 交通時間は、408hで、

 全時間に対する割合は12.4%、

 18年の13.8%よりも減った。
 (移動時間は常に課題である)

 

 R&D時間増加の主な原因は、

 ノウハウ開発が+185h、60%増、

 交際が+70h、44%増である。
 

 ノウハウについては、

 コックピットのまとめ、

 若手人材育成のためで

 良しとする。
 

 2020年度の方針。

 

 直接時間は減らす。

 個別関与は、・・・(ないしょ)
 また、セミナーの時間は

 2021年度に向けて、

 遠隔地は取らず、

 既存の受注を控える。

 R&D時間は、維持するが、

 内容を改善する。

 具体的には、

 交際時間を減らし(飲みすぎ)、
 人材育成のための時間を増やす。

 (修養の管理も兼ねているので

  そのふりかえりもしてある)

 情動面は、人柄の改善に努めるほか、

 (さらっと書いているが

  中身はどろどろしている)

 言動面では、

 特に忘れ物・スケジュール管理に

 気をつける。」

 

 この気づきは、さっそくに

 私の業務時間の計画に

 反映させ、修正をほどこしました。

 

 この資料は、参考のために

 わが社の役員陣に送っておきました。

 私の方針を

 知っておいてもらいたいのと

 参考になればよいと 思ったからです。

 

 実際に、

 こうしたふりかえりをしてみて

 多少の投下時間には

 おつりが十分にくるほど

役に立ちました。

 

 再度いいますが

 時間のマネジメントは

 まず始めにやるべきことです。

 なぜなら、

 そこから仕事に対する大きな方針が

 定まるからです。
 

経営コンサルティングと

会計事務所の融合

 

組織デザイン研究所&

御堂筋税理士法人

 

小笠原 でした。

 

 


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