御堂筋税理士法人創業者ブログ

わたしが、直接に
関わっているお客様で

ビジネスのなかみが複雑な会社が

いくつかあります。

 

先週もそのようなお会社を

ご訪問させていただき

経営の意思決定の会議に

出席させていただきました。

 

お話しする事例は

役員と幹部、十数名が出席される会議で

今回で、このような会議体を創設して

3回目になります。

したがって、まだ毎回

試行錯誤しながら運営しています。

 

この会社では

顧客と綿密な打ち合わせをしながら

数年間をかけて取引の形態を

構築していくビジネスです。

 

その間に、

もの造りの方法の確立、

複雑な関連法規のクリアー

をしていかなければなりません。

 

さまざまな幹部が
さまざまに顧客と関わり、
社内のコミュニケーションを取り
仕事を進めて行きます。

そうした中で
事態と思いを共有をしていく
ことが必要となります。

 

ところがこれがどっこい
たいへんにむずかしいのです。

これまでは、全員が一堂に会し

情報を共有し、

議論をする場はありませんでした。

 

したがって、個人間の

コミュニケーションにより

意思決定が進められていたのでした。

 

たとえば13人の人たちが

個人ごとのコミュニケーションで

情報を共有するためには

どれくらいの量=時間の

コミュニケーションが必要だと

皆さんは思われるでしょうか?

 

12+11+10+・・・・・+2

なんと77とおりのコミュニケーションが

必要になります。

 

一堂に会せば、

13とおりで終ります。

なぜなら、13人が会議で

場の中央に対して発言すればよいからです。

 

その上、情報の質が共有され、

定まったものになります。

品質もよくなるというわけです。

 

しかし、それだけでは

意思決定の質は保証されません。

議論と意思決定の質を高めるには

資料の質を高め、

会議の進め方の質を高める

必要があるのです。

 

わたしは皆さんと共に
会議のための資料をつくり
会議の進め方をプロデュースしていきます。

 

それが、

全員が同じ地図を見て

情報を共有し

その上で意思決定をしていくこと

つまり意思決定の質を高めることに

つながるのだと思います。

 

キーワードは

『おなじ地図』を見る!ことです。

 

人は全員が

世界を異なったふうに見ています。

そしてそれは決して事実を表しません。

 

簡単な話

世界地図の地図帳を開いてみてください。

立体の丸い地球を

紙の上に描くことは不可能なのです。

だからどの地図も局所以外は

いびつになっていますよね。

 

でも、少しでも

自分たちのビジネスを、

業界と顧客を、自社を

理解する説明の仮説を

立てなければなりません。

それは、方程式であったり、

活動と成果の仮説であったりします。

 

わたしは、皆さんに

そうした地図を

できるだけわかりやすくお見せする

という役割が大好きなのです。

 

そうしたことで

皆さんが、自分のビジネスが

よくつかめるようになり

何をすればもっと成果が挙がるかを

考え、決め、実行できるように

なっていただけたらなあと

願って、お仕事を

させていただいているわけです。

 

経営コンサルティングと

会計事務所の融合

 

組織デザイン研究所&

御堂筋税理士法人

 

小笠原 でした。


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