御堂筋税理士法人創業者ブログ

昨日、ローマ史のお話をした。

つまりローマの衰亡と

そこから経営者・リーダーは

何を学ぶべきかという話だ。

なんでお前は

そんなことに執着するのか?

そんなご質問もありそうだ。

税理士で経済人が

そんなことをかじっても

楽しみ以外に得るところがあるのか?

そこである、そこ!問題は。

ヨーロッパに文明は

まあギリシャに始まる。

そこで科学と思弁哲学の

ベースができあがった。

これは掘れど尽きない泉である。

ギリシャの思想は立派だったが

あいにく、都市国家のままで終わった。

次がローマだ。

あいにくローマ人は哲学や芸術は?

せいぜいギリシャのものまねだ。

だが、政治、法律、建築の技術は

すばらしい、素晴らしすぎる!

それゆえ、1000年の大帝国を

作れたのである。

ローマ人の偉いところは

おおらかさにある。

なぜなら周りの野蛮人が

攻めてきた折、

結局それをローマ人化してしまうのだから。

ここが最大のポイントだ

つまり多国籍企業にしてしまったのだ。

だから、今の

イギリス人、フランス人、ドイツ人といった

その後、結局世界を牛耳ることになった

バカでかく力持ちの野蛮人たちは

(フランス人はそうでかくないが)

すべてローマ人化したからこそ

そうなれたのである。

彼らのおよそ文明的な側面は

100%、ギリシャとローマのたまものだ。

日本人が、仏教と儒教と

西洋思想で立派になれたのと同じだ。

だとすれば

考え方のベースは

ほとんどがギリシャ。ローマにあるのだ。

わたしたち東洋人といえども

ほぼ80%は考え方は

ヨーロッパ人ではないか?

事実、衣食住、ビジネス、思考法など

世界標準が限りなく

ヨーロッパだからしかたない。

だとすれば

ローマの考え方は

当然の思考ベースとして

第二の故郷のように大事だ。

ギリシャ・ローマがわかれば

西洋がわかるというわけである。

それにしても

ローマ人はすごい

こんな多民族を糾合して

世界に例をみない大帝国

それも永遠の

を作ったのだから。

わたしは

そこからたくさんのことを学びたい。

それは、

お客様の企業が永続する

経営者の啓蒙につながると

思うからだ。

というわけであります。

会計事務所の可能性を追求する

御堂筋税理士法人&組織デザイン研究所

大阪 税理士 小笠原 でした。


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