御堂筋税理士法人創業者ブログ

昨日、パナソニックの子会社であるF電機さんの
お客様向けの経営セミナーをさせていただいた。

これは、F電機さんにご提案して
お客さまの経営支援策として開催していただいたものだ。

参加者は12社17名である。
夕方の4時からのスタートだが
制御機器業界の皆さまは時間には正確
かなり余裕をもって来られた方が多かった。

さて、セミナーのタイトルは
『勝ち残るオーナー企業 経営の方法と勘どころ』である。

内容は、『経営者がしなければならない10の仕事』

□理念、長期の目標、戦略、経営計画を作る。
□対話力(観る・聴く・訊く・共感する)を身につける。
□コミュニケーションのしくみを考え、学習組織を創る。
□月次決算と業務チェックの効くしくみを作る。
□決算書を見る力をやしない、数字に強くなる。
□ものの見方・考え方(経営の価値観)を学ぶ。
□人脈を築く。
□経営者の仕事をする。
□人材を育成する。
□事業承継対策に取り組む。

皆さんに聴きどころをお聞きすると
1位 人材の育成 13票
2位 経営の価値観 9票
3位 事業承継対策 9票
であった。

冒頭、同社の総務部長兼人材育成部長が
わたしの応援スピーチをしていただいたのはほんとうれしかった。
去年から、F社の中核を担うべき営業部次長の
トレーニングを担当させていただいたから
わたしのテイストはわかってくださっている。

話は、説明と問いかけ、読んでもらったり、考えてもらったり、
チェックしてもらったり、ご意見をいただいたり
とにかく、退屈にならないように配慮したつもりだ。
それはそれ、大いに盛り上がって

セミナーのあと、近くの天神橋筋商店街のお店で
懇親会をさせていただいた。

会場は横長でテーブルが三分割
わたしは最初、手前の若者グループに入る。
いろいろお聴きすると、
皆さん固有の課題をもっていらっしゃる。
会計事務所の話もいろいろ聴かせてもらった。
わたしなりにこれからの勉強会の腹案もあったが
彼らの意向に沿えば、個々のテーマの
相談解決を共有するのがよさそうに感じた。

宴たけなわ、真ん中のテーブル、中堅グループに移る。
ここでも個別のお話をお聞きした。
それぞれご参加の事情、動機はバラバラだ
少しわたしの意見をフィードバックさせていただき、

最後に、奥のテーブル、現役社長さん方のテーブルに移る。
おお、やっと来なさったかと陽気にお迎えいただき
諸先輩方のお話をお伺いする。
「まあ、息子らを頼みますわ」と
比較的鷹揚におっしゃっていただいた。

最後に、F電機さんの担当部長さんが
今後の勉強会開催について、話を切り出された。
訥々としたお話しぶりだか、独特の親しみがあって
「自分も社長さん方に育てられた。その恩返しを後継者の育成に
お力になることで果たしたい」とすばらしい発言
奥の社長さん方からは、
「やることは決まっているのだから、強制してくれ」
との頼もしい発言。

後の具体的説明は、わたしに振っていただいたので
やおら、立ち上がって、わたしの構想をお話した。

―まあ、2ヶ月に一度のスパンで
まず、経営の基本のスキルの真髄の勉強をして、
次に、各社の課題についての解決問答を全員共有で行ない、
最後に、ぶっちゃけ本音トークと仲間づくり
でどうでしょうか?―

社長さん方の方に目をむける。
うんうんと全員がうなずいてくださった。

今度は、向こうの若手席に目をやって
アイコンタクトを取ると、これもまたうなずいてくださっている。

F電機さんのすばらしいイベント実行力、クロージング力だった。

最後にわたしは、声を限りに叫んだ。
「わが社、福西電機をなにとぞよろしくお願い申し上げます」
深々と頭をさげた。

大団円であった。よかったあ!ほっと安堵した。

コンサルティングに強い経営エンジン研究所/税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。


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