御堂筋税理士法人創業者ブログ

昨晩は、事務所で価値観講座があった。
昨年の4月に始まった講座であるが
もう最終にかかってきた。

長年、中小企業の経営を見てきて
長期の業績の発展は
経営者の理念によって決まる
というのが実感である。

だから経営者にとって
自らの価値観を高めることは
本質的に重要なことだと思う。

しかし、価値観を高めるには
長い修養の期間が必要である。 
また、何を学べばよいのか
それにはガイドもいるだろう。

価値観講座は、
そうした経営に必要な
ものの見方・考え方を
ともに学び、実践していくためのものである。

経営に必要な価値観は3つある。

一つ目は、
「何のために経営をしているのか?」
という質問に対する答えである。
それは、
『お客様のお役に立って、かかわる人が幸せになる』
ということである。
その成果は、
いかにまごころをもって取り組むかで決まる。

そのために必要なものは至誠と熱意だろう。
そのエネルギーはどこから生まれるのだろう?
それは
“受生への感謝と報恩の思い”ではなかろうか。

二つ目は、
「リーダーシップはどうすれば身につくか?」
という質問に対する答えである。
それは
“私が変われば、周囲が変わる”ということである。

価値観講座の取組み方を
ひとことで述べるとしたら
そういうことである。

自分の考え方、行動を変えることで
いかに周囲が変わり、成果が変わるかを
実感してもらうのが
価値観講座の実践課題の眼目である。

三つ目は、
「ものごとを着実に進めるには何が必要か」
という質問に対する答えである。
それは
“二度とない人生だと痛感し、一瞬々々に全力を尽くす”
という考え方である。
宗教的で、実存的な意識の覚醒である。

価値観講座は、
こうしたことを学び、自己を高め、
会社をひっぱり、業績を高めるために
次のようにプログラム化されている。

まず、経営の価値観とは何か?
なぜそれが問われるのか?
どうしてそれを身につけるのかを学び、
自己を高める実践目標を設定する。

途中
「『原因』と『結果』の法則」
「『修身』教授録」
という2冊の教科書を使い
価値観に必要な考え方を
森信三先生にガイドしていただきながら学ぶとともに、
自分の立てた目標を毎月実践し、
仲間と共有し、勇気をもらう。

終盤では
森先生が勧められる
儒教哲学と
二宮尊徳先生、吉田松陰先生の
思想に触れて、
経営者としての使命感を
培っていただくという内容である。

まったくのわたしの私塾で
趣味でやっているようなものだが
続けていくにつれて、
少しづつ内容も練れて
効果的なものになってきたのではないかと思う。

経営者の学びと実践が経営の成果を決める。
学びで必要な態度は、素直さと探究心である。
実践で必要な態度は、熱意と至誠である。

リーダーには、能力と人柄が求められる。
能力は、マネジメントスキルを学ぶが
人柄は、この価値観講座で学ぶのである。

また、4月からの
あたらしいコース(5期生)が楽しみである。
ご興味があれば
お問い合わせください。

コンサルティングに強い
御堂筋税理士法人&経営エンジン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。

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