経営者は一度は自社の全容をつかんでおきたいものである。

皆さんは、自社を高業績企業にしたいですか？

もしそうなら、まず自社の全容をつかんでおきたいものである。
それは、いわば人間ドッグみたいなものだ。

ドラッカーはいう。

・経営者の企業家的機能は、
　マーケティングとイノベーションを進めることである。

・経営者の管理者的機能は、
　生産性を高める　ことである。

・経営者の決定的重要性は、
　人材を育てる　ことである。

・経営者の不可欠な資質は、
　真摯さ　である。

それぞれについて、わが社はどうか？
見ておきたいし
処方箋がほしいものである。

マーケティングとイノベーションとは、
お客様の目で世界を見、明日に備えることである。
　需要の動向と業界の動向を掴む
　創造力と適切な質問が必要である。

生産性とは、
一人当たりの粗利益を高めることである。
　そのためには、仕事と人の配置を空から見ることが必要だ。
　営業、営業、業務の仕事の流れ・内容と人の配置である。
　ダイエットできる余地が多いはずである。
　もちろん経費の削減余地もチェックしておく。

次に、管理のレベルを確認することだ。
　経理、業務、在庫、売掛金、資金など
　ものとおかねの流れに目が行き届き
　ロスやミスによるムダがあるかどうかだ。
　多くは、利益を垂れ流している。

人を育てることについては、
現状の人材をたな卸しし、
育てるしくみ、取組みを診る。
　ほとんどは体系だって育てていない。

人材の育ち方は
最後の真摯さのふりかえりに基づく。
　経営者のリーダーシップのスタイルが業績を決める。
　独裁者か、養育者かで業績が決まる。
　決定的なことは、経営者に
　自己への気づき力があるかどうかである。

今年、めっちゃ儲かった方がいらっしゃれば
一度、節税対策もかねて
この人間ドックお試しくださらないものだろうか。・・・（笑）

コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所　大阪　小笠原
でした。