御堂筋税理士法人創業者ブログ

今読書中の本は、

『影響力のマネジメント』

(ジェフリー・フェファー著)である。

 

 

 

私には

パワーや政治的な行動センスが

あまりなく、

あってもせいぜい

付け焼刃のものであるが。

 

だからときどき

この手の本も

読んでおかなければならない

と思っている。

 

さてこの本

なかなか歯ごたえのある本で

読みづらいところもあるが

まあ良書というべきだろう。

 

この本のいいたいこと、要約などは

またいずれ。

 

さて私がご紹介しておきたいのは

本の最後にある一節である。

 

ものごとを実行実現していくには

パワーが不可欠だとして

次のように語られる。

 

「例えば・・・

 新製品には

 問題が起こる可能性があるからと、

 研究と分析に

 いたずらに時間をかけているうちに、

 市場機会を失う。

 

 分析や用心はもちろん大切だ。

 よくないのは、

 改革に必ずついてくる反対を

 抑える技術がないことや、

 実行に関心がないことから来る

 麻痺や不作為なのである。

 

 セオドア・ルーズベルトは

 ソルボンヌ大学で行なった

 1910年の講演で

 次のように語った。

 

 信用とは、現場にいて、

 埃と汗と血が顔にまみれている

 人物のものだ。

 

 勇敢に努力をする者。

 間違いをし、

 到達できなかったことも一度ならず。

 

 努力には失敗や欠落はつきものだ。

 だが、大切なことを

 本当に実行しようと努力する人間がいる。

 

 偉大な熱意と

 偉大な献身を知る者がいる。

 

 自分を価値ある理想に捧げる者。

 最高のときは、

 高き到達点という勝利を知り

 最悪のときも、

 少なくとも敢然と挑みながらの

 失敗を知る者。

 

 だから、彼のいるところに、

 勝利も敗北も知らぬ

 枯れた臆病な魂など存在しない。」

 

あたらしい事業などを

起こしていくのには

莫大なエネルギーが必要だ。

立ち上がりは、トラブルの連続だからだ。

 

だが、それに立ち向かっていくものだけが

勝利の美酒を味わう。

そのエネルギーがなくなれば

年齢に関係なく、

老いているということなのだろう。

 

ものごとの挑戦と実行に

最後に必要なものは

勇気ではないだろうか。

 

会計事務所と

経営コンサルティングの融合

 

御堂筋税理士法人&

組織デザイン研究所

 

小笠原 でした。


関連記事

Noimage コンサルティング

中小企業で実践するドラッカー経営-⑫ 組織の組み立て方 その2

Noimage 経営者へのメッセージ

ぼくは大好きなカエサルとおなじキャラ?!

Noimage 経営者へのメッセージ

省察-経営における外部者の役割

Noimage 経営者へのメッセージ

日本外史-血沸き肉躍る英傑たちの物語

Noimage 経営者へのメッセージ

今月の御堂筋経営セミナーではマーケティングについてお話しします

Noimage コンサルティング

中小企業で実践するドラッカー経営-⑨生産性を高める

Noimage 経営者へのメッセージ

『影響力のマネジメント』のご紹介―その3 パワーの使い方

Noimage 経営者へのメッセージ

うまくなりたーい!-弁論術