御堂筋税理士法人創業者ブログ

昨日のブログで

古事記の神代七代の話しを

書かせてもらった。

 

そのなかで、

大国主(おおくにぬし)の命の

国造りのエピソードを

詳しく述べさせてもらった。

 

大国主命=大黒様の

旅立ち、苦難と修行

そして成果としての

サーバント・リーダーシップ

の習得。

 

典型的な

神話のストーリー展開である。

 

そしてパワーを得た彼は

いよいよ国造りにいそしむこととなる。

そのとき、彼に協力したのが

少名彦名(すくなひこな)の神である。

 

「大国主の命、

出雲の美保の岬にますとき

波の穂より雨のかかみぶねに乗りて

蛾の皮をうつはぎにはぎて

衣服にして、

より来る神ありき」

 

少彦名の神の

さっそうたる登場である。

蛾の羽を着ているのだから

宮崎駿さんの

コダマのような超小人である。

 

名前がわからない。

ひきがえるさんに訊いたら

グーグーといって

かかしさんに訊いたら?という。

 

そうしたら、

神むすびの神(最初の神様)の子

すくなひこなの神だという。

 

神むすびの神に訊くと

「たしかにわしの子じゃ。

ちいそうて、指の間からこぼれて

行方知らずになっていたのだ」

とおっしゃった。

 

そして

「君とペアになって国造りをしなさい」

と言われた。

 

「彼、それより、

大国主とすくなひこなと

二柱の神、相ならばして、

この国をわたりたまひき。

 

さて後は、

そのすくなひこなの神は、

常世の国にわたりたまひき。」

 

しかし、奥ゆかしい

すくなひこなの神様は

だれに名を名乗るともなく

匿名で奉仕し、

やがて誰に知られることもなく

別の国に去っていくのである。

 

この段の伝承を

作者の阿部國治先生は

次のようにお話になる。

 

すくなひこなの神と出会う以前の

大国主の命は

技術論でぐいぐい国造りをしていた。

 

出会って以後、

ひきがえるやかかしと対話をしながら

つまり、動物や素材という

自然と調和しながら

国造りをしていったのである。

 

そして、すくなひこなのように

人に知らえないように心を配って

人々に奉仕されたのである。

 

こうしてすさのおから

教えをうけた学問・技術を活かし

ますます深い思想のもと

国造りを進めたのである。

 

ちなみの学問・技術の象徴が

生太刀、生弓矢である。

そういえば、

免許皆伝や勝者への伝授として

刀や弓矢が贈られるのは

そうした習わしなのだろうか。

 

すくなひこなを失った

大国主の命は途方に暮れる。

 

「われ独りにして何にかよく

この国をえ作らむ。

いずれの神とわれと、

よくこの国をあい作らむやと

のりたまひき。」

 

「この時に、

海に光(てら)して

より来る神ありき。

 

その神ののりたまひしく、

よくわが前を治めば、

われよく共に相作りなさむ。」

 

しょげていた大国主は

自分の精神をしずめた

(みたましずめ)。

そうすると、

内からみなぎる力が湧いてきた。

 

そのときである。

海上一面を照らし輝かせて

ひかりの神さまがやってきたのだ。

 

これは大国主の魂の中にある

幸御魂(さきみたま) 分析の力

奇御魂(くしみたま) 統合の力

だったのである。

 

光の神様は、自分を

大和の三輪さんに神社をつくって

祀れとおっしゃった。

大国主はそれから

神社に足しげくお参りし

祈りをささげ、

国づくりをしていったのである。

 

ここに神社へのお参りの

精神が示されているのである。

 

ふくろしおいのこころから

すくなひこなの匿名貢献

そして、

おひかりに導かれての国造り

 

技術から精神への、職業と人格成長の

あるべき姿が示される。

 

阿部國治先生は、

次のように記述されている。

 

「そして、この『おひかり』に

導かれてする私どもの行ないが、

実は、『神惟ら(かんながら)』の

行ないであると存じます。

 

そして、私どもがこのような

『おひかり』をもっているというところから

人のことを『ひと』と言うのでして、

つまり『ひと』とは

『日のてるところ』『日の当たるところ』

という意味であります。

 

悟ってみれば、

私ども自身の実体は

『おひかり』だったのでして、

この実体に気づいた自己を

『みこと』というのであります。

 

それは、実体としてのことと

いう意味であり、

おひかりとしてのこと

という意味でもあります。」

 

そして、おひかりがお互いを

てらし合うということになり

これが世を光り輝くように

していくというわけです。

たいへんにありがたい教えだと

感じ入った。

 

この『おひかり』が

私たちの精神の司令塔であり、

それを『まごころ』といい、

その姿勢を『まこと』というのだ。

 

まごころは『みたま』ともいわれ

みは実、かみ、きみ、たみ

みこと、みのる、の『み』

たまは完全形の円である。

 

『み』は別名『い』。

いのち、いのり、息、生きる、

祝うの『い』 なのだ。

 

さらにそれは『ひ』となる。

ひかり、ひじり、ひこ、ひめの『ひ』なのだ。

 

日本は、なんといっても

日の本、『おひかり』の国である。

 

本居宣長が

「しきしまの やまとごころを 人問はば

朝日ににほふ 山櫻花」

とうたった、あの朝日なのである。

 

こうして、説話は

さきみたま、くしみたま

統合が分析をリードして

(ここが超大事なキモ

テクニックが理念を

踏みつけにしてはならない)

神社にまつられたみたまに

 

(神鏡)

 

祈りをささげて、

<
p>人は自分自身の力を出してもらい

人々のお役に立つように

仕事に専心すべきだと

諭してくださる。

これを『おまつり』という。

 

おまつりにより

先祖、子孫、人々、神との

一体を感じ、力を得る。

 

国造りは

信仰の確立をもって

はじめて基礎が立つ

というわけである。

 

それゆえ

人間は、物と我、自と他

その一体のあり方を

祈り、正しい道を歩むのである。

 

はじめに理念ありき!

理念なき、仕事

理念なき、経営は

身の破綻をもたらす。

 

こうして、

いよいよ、天孫降臨

日本のリアルの創生が

はじまる。

 

この続きはいずれ・・・

 

経営コンサルティングと

会計事務所の融合

 

組織デザイン研究所&

御堂筋税理士法人

 

小笠原 でした。


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