御堂筋税理士法人創業者ブログ

株式会社三建さんは
兵庫県加古川市にある住宅会社です。

実は、今年の6月に
弊社のお客様であるイワイグループ
M&Aにより経営権を取得した会社なのです。

私も、社外役員などの立場から
あらたな経営の推進に携わっているというわけです。
経営計画の策定と計画経営の推進は
その中でも基軸となる取り組みで、
7月からさっそくに幹部の方々に
取り組んでいただきました。

短い間でしたが、
数回の集中討議とホームワークを経て
今日、まずは最初の経営計画発表会へと
こぎつけました。

ダウンロード

初めての経営計画でしたが
皆さんよく理解され
ビジネスフレームワーク
目標管理シート
部門別利益予算など
とても整理されたものを作ってくださいましが。

創業者であられる高見現相談役の前期の反省から始まり
岩井社長の方針と戦略発表が続き、
その後、各責任者の説明と決意表明が続きました。

ダウンロード (3)

私が受けた印象ですが
各発表者の発表内容や態度も適切でしたし、
また、出席者の聴く姿勢も真摯なものでした。

全体にまとまったものに感じたのは、
高見相談役が手塩にかけて来られ
人質(じんしつ)が素直な社員の集団であること、
ビジネスがかなり確立していること、
半年から1年先を見越したビジネスであるため
来期の利益状況が読めることなどの
原因があるためだと思います。

さて、最後に私の講評の時間がありましたので
計画の理解と今後の取り組みの方向付けで
皆さんにお伝えしたいことをお話させていただきました。

最初に、皆さんに質問しました。
「経営計画の発表を聞いて、感じたことは何ですか?」
お二人の若い社員の方々に訊いてみました。
「自分のなすべきことがよく理解できました。」
「私は入社日が浅いですが、来月から
 メンバーとして参加できるとのことでしたので
 やらなければと感じました。」
ハキハキしたお答えであった。

皆さんにお話をするについて、まず
「今からお話しすることは大切なことなので、
 皆さん、メモを取ってくださいね。
 これは、今回に限らず習慣化してください。」
 とお願いしました。

その上で
経営計画の意味合い、これから取り組むべきこと、
戦略の背後にある考え方の3つについてお話をしていきました。

1.経営計画の意味合い

 そもそも経営計画とは何でしょうか?
 これが質問です。皆さん考えてみてください。

 経営計画は、立てて、実行管理する一連の流れです。
 そして、その骨子は「仮説」を立てることです。
 
 仮説を立てることは大事なことです。なぜでしょうか?
 それは
 1.考えをまとまった形にできるからです。
 2.そしてそれが行動のきっかけになるからです。

 ある偉大な経営の思想家はこういっています。
 「経営とは、意思をしくみで実現していくことだ
  そして、そのもっとも効果的な方法は、計画的経営だ」と。
 
 私もまったく賛成です。だから今回の計画づくりは
 経営に、基軸の考え方を導入したのだと考えてください。

2.今後の取り組み

 したがって、これからすぐに計画の実行に入っていきます。
 その目的は二つあります。

 一つは、成果を挙げることです。
 そのためのツールが二つできました。
 それは、ビジネスのフレームワーク(活動と成果の関係の定量モデル)と
 課題推進のための目標管理シートです。
 この二つを使って、仮説の有効性と課題の実行状況を会議でチェックしていきます。
 もちろん、目標管理シートは、部門の全員の共通課題ですから
 リーダーを中心に全員で共有し、役割分担し、推進していってください。
 いいですね。

3.戦略仮説の背景にある考え方。

 フレームワークのモデルは、簡単に言うと
 新たなお客様の開拓と、既存のお客様の良循環です。
 そして、キーワードは『ブランド』です。

 ブランドってわかりますよね。
 皆さんにとって、エルメス、東京ディズニーランド・・・
 いろいろファンのものがあるんじゃないですか。

 ブランドになるのは、愛して下さるお客様がいらっしゃるからです。
 それをロイヤルカスタマーといいます。
 ロイヤルカスタマーでいてくださるかどうか?
 その判断基準はとてもシンプルです。
 『紹介』してくださるかどうかです。

 そのためには お客様の購買体験が、
 期待 < 体験 でなければなりません。
 体験とは、お客様との出会いから、家づくり、お引き渡し、
 そして、その後のお住まいのすべての局面を言います。

 そこで、私たち全社員が関わる接点があります。
 その一つひとつの接点での、
 お客様が受ける印象の積み重ねが体験です。
 それが、プラスの印象であったり、マイナスの印象であったりするのです。

 お客様の心の中には、わが社の貯金口座があります。
 皆さんとなんらかの接触をするたびに
 その口座に貯金が積まれるか、引き出されるかします。

 そして、お客様は、貯金残高の多いところのファンになってくださいます。
 その社会的な総和がブランドとなるのです。

 いいですか?ブランドは会社にとって資産ですが、
 それはお客様の心の中にあります。
 そしてそれを作るのは、全社員の一つひとつの行動なのです。
 だから、『全社員が営業パーソン』なのです。
 いいですね。このことはキモに銘じてくださいね。
 全員が、仕事をしているときは、舞台の上の役者なのですよ!

 次に、経営者・リーダーの方にお話します。
 顧客満足をCSといいますが、
 顧客満足の前提条件は、従業員満足ESです。
 だから、ふさわしい人の採用と育成、やりがいの提供について
 心を砕いてください。

 三つ目は、ビジネス・フレームワークのキーである
 既存顧客つまりOBのお施主様へのサービスである。
 この場合に気をつけることは、
 パーミッション(許可)を得るということです。
 だから、ものを売りこんだりしないでくださいということだ。
 なぜなら、そういうことをされると引きますからね。

 仕事の姿勢の基本は、『よいものを心を込めて』である。
 よいものとは、お客様が価値を認めるもので、品質のよいものです。
 まずは品質で、その上にサービスが加わるのです。
 だから、まずよい品物を追求してください。

 そして仕事の目的は、
 お客様のニーズを充たすこと、お客様の問題解決です。

 だから、自分のしごとは何かを考えるときに、
 「私の仕事は、積算をすることだ」とか
 「私の仕事は、仕様を決めることだ」とか
 「私の仕事は、工程を管理することだ」とかは
 すべて、正しくない仕事の定義です。
 正しい定義は、お客様へのお役立ちから定義してください。
 それを常に意識して、仕事に励むことです。

このようにお話をして、
来月からの、経営計画の実行管理への
準備のことばとさせてもらいました。

コンサルティングに強い御堂筋税理士法人&経営エンジン研究所
大阪 税理士 小笠原 でした。

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