御堂筋税理士法人創業者ブログ

過日、経営計画をいっしょに作らせていただいた会社の
幹部会議に参加させていただいた。

仕事の関係上、週末の夜、6時から10時までの会議である。
参加者は、各事業所の管理者以上、20数名で
内容は、前半が部署別の業績報告、後半が経営課題の推進報告である。

わたしは、例によって、皆さんの様子がよくわかる場所に坐らせていただき、
パソコンに印象をまとめていきながら、
話の進み方、場の雰囲気、皆さんの様子をじっくりと拝見させていただいた。

この会議は、わたしの依頼者が、社長となられて
今後長期的に経営を発展させたいとねがい、
その思いを幹部・社員と共有して実現させたいという思いから
開かれているものだ。

会議の進め方、皆さんの議論のスキルは別として、
なんといってもこの集団から感じることは、
素直さと熱意である。

わたしが伝えた、あいさつのしかた、会議の進め方の設計、
目標管理の進め方など、
さほどもお教えしていないが、すでにすなおに実行しておられるのだ。

素直さは、わたしがビジネスで伸びる人材の
必須の3条件のうちの最初の1つである。
なぜなら、実行が実現の最大の要件だからだ。

この会社の人材、会議の様子は
なんとも粗削りだが、すがすがしい雰囲気がするのだ。
これは、教えがい、鍛えがいがあるなあと思った。

全体として、幹部会議は
現在の業績と未来の構築の2大テーマの検討という内容であり、
それは経営計画にかなっている。
経営では、現在の業績を挙げつつ、
未来のしこみをしっかりとしていくことが不可欠だからだ。

司会者が一人選ばれていたが
安定したファシリテーターぶりで安心できた。
場の雰囲気としては悪くない。
だがいかんせん、議論はあまり活性化していない。
会場の設定や進め方、会議スキルを訓練したり工夫したりすれば
これはよくなる。

しかし、この会議では、
つまるところ経営計画はどの程度進んでいるのかがよくわからない。
それは全体をあらわす指標や資料がなく、
それに言及できていないからだ。
そこで、総合の経営指標を表わした資料がぜひとも必要である。

次に、決定事項がほとんどない。
残念ながら、決定事項がないということは
経営計画の実現にむけては、ほとんどこの会議は貢献・機能しないことを意味する。
資料・論議のしかたを工夫し、メンバーを訓練する必要がある。

業績の確認、議論の進め方を
しっかりお教えすれば、この会議は飛躍的に内容が充実するだろう。

特に、後半の目標管理についてはわたしが導入したものなので
皆さんに対してコメントでフィードバックをさせていただいた。
要点は次の2点である。

1.目標管理シートを書くときの心がまえ
 ・報告のためではなく、自分でよくふり返り、考え、自分のこころを奮い立たせるために書く。
 ・だからしっかり時間を掛けて書く。
 ・必ず今月やるべきことを決め、着手日時を決めて手帳に書く。

2.目標管理シートを会議で発表する意味
 ・政策として進めていることを全員で共有すること(これはOKであった)
 ・全員から意見やアイデアやアドバイスをもらって、よりプランをブラッシュアップすること(現状はNG)
 ・発表者が実行への決意を高めること(現状はNG)

社長、ナンバー2の専務は、あくまでも静かで、
ときとして???というくらい
メンバーの議論を清聴する雰囲気であった。

しかし、わたしは感じたのだが
おそらくこの会社は、社長が大きな声を出さずしても
皆さんが、それぞれの立場で
自主的に動いて、業績を確保しているし、
それが可能な思考と行動を備えた人材の集団なのだ。

そして、その点が大変なポテンシャル(潜在能力と可能性)を
感じるところである。
あと、必要なことは、経営に対するきちんとしたアプローチ法である。
それこそが、わたしが提供しなければならない貢献である。

休憩時や会議のあとで、社長や専務などからお話をお聴きし、
お二人の、思いはよく理解できた。
わたしとしては、会議を通じて、
ポテンシャルの高い彼らを、しっかりとトレーニングして
経営課題の実現にむけて、しっかりと実行推進していける
人材にしていけたらと願っている。

コンサルティングに強い 経営エンジン研究所 税理士法人小笠原事務所
大阪 小笠原 でした。

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