生まれて初めてヘッドハンティングの誘いを受けました
2019.02.04
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会社の事務の方からチャットが入ってきた。
「Fさんという方がお電話をほしいとのことです。
用件をお訊きしたら、
直接お話したいとおっしゃいました。
心当たりのある方でしょうか?」
運悪く、思い当たる人がいた。
以前少し関わったことのある同級生だ。
彼女とつき合いのありそうな
別の同級生に問い合わせてみた。
今はつき合いがないからわからないという。
ということで、気になって
こちらから連絡を取る羽目になった。
すると、先方から携帯に
電話がかかってきた。
「わたし、〇〇のFという者ですが…」
あきらかに同級生とはちがう。
若い女性の声だったからだ。
本能的に、売り込みの
いやな予感がよぎる。
(余談だが、日頃、わたくしは
ちょっとでもセールスくさい電話には
一切出ない方針なのだが)
「実は、小笠原様に
ご興味のある会社がありまして…」
「ええーっ ???」なんと、
スカウティングの会社だったのだ。
なにいうとんねんと思う一方で
瞬間的に、こらおもろいなと
心のなかで思った。
「あのーぉ…
わたし、今の組織の経営者、というか、
オーナーなんですけどねえ?」
と答えてやったら、
大して動じもせず、
「ああ、そうでしたか?」
とのたまう。
『あのなあ、それくらい調べとけや』
と内心思った。
まあ、きょうびの若い者の
仕事のレベルいうたらそんなもんかと
もん切り型の年寄りのグチが
あたまによぎる。
それはそれとして・・・
せっかくの機会やから
(こんなこと二度とないだろうし)
「ところで、それ
どんなとこからの依頼ですか?」
質問してみた。
「静岡県と、愛知県で
展開していらっしゃる会計事務所です。」
とてきぱきと答えられる。
へえーと思った。
『いったい、なんぼくらい
お給料くれんねんやろ』
と次の疑問も浮かんだが
それは聞かなかった。
ひょっとしてよかったら
ほんまに行ってしまいそうだからだ。
(でも面接になったら
このおいぼれだから
ドン引きされること請け合いだが)
最初に、身分の種明かしをしたので、
たがいに会話の継続に
意義を感じることはむずかしく
「わたしに必要なのは
廃品回収業者なんですが
おたくは筋違いのようですねえ。」
とユーモアのつもりで言ったが、
まったく反応はなく
「では失礼いたしました」と
電話は切られた。
それにしても、
プロやったら、もう少し
勉強しとかんかと再び思った。
でも、まあ、しかし
一生に一回でも
ヘッド・ハンティングに合うなんて
光栄のいたりだと考えておこう。
もうちょっと、
おちょくって、会ってみるのも
体験学習によかったかなあ
などと今ごろ思っているところだ。
経営コンサルティングと
会計事務所の融合
組織デザイン研究所&
御堂筋税理士法人
小笠原 でした。