御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

ある会社のナンバー2のOさんと
少し、個人コーチング的にお話を交わしました。

その方はオーナートップから評価を受けて
現在、その会社の経営全般を管理している立場です。

トップは私から拝見すると、いわゆる経営者向きではない方
トップは、アイデアマンで移り気
Oさんは、着実実行家タイプ
性格的には真反対なタイプです。

トップは個性が強く幹部にも直接指示するので
Oさんとしては、やりにくく、悩みは尽きないところ

わたし)「どうですか、最近は?」
Oさん)「いままで、トップとの関係性で、トップからの話を真正面から受け止めて
     理詰めで話をして、余計に議論になって収拾がつかなくなっていた
     ことに気づきました。」
     「もっとトップを、一人の人間として受け止めて、向かい合おうかなと
     考えています。」
わたし)「そうですか、発想の転換ですね。実際になさってみられたのですか?」
Oさん)「はい、最近は経営のことでガミガミ言われても、そのことは受け流して
     話題を切り返して、トップのバックグラウンドを理解しようと努めて
     います。」
わたし)「なるほど、それでトップはどんなリアクションですか?」
Oさん)「『経営のことはまあお前がやれ』という感じで、話はスルーして、
     いろいろな別の話になって、花が咲きます。」

私は、紙の裏側を使って、Oさんがお話しされることをメモしていき
できるだけ、Oさんとトップの関係性が整理できるように構造化して
対話を進めていきました。

Oさんとはゴールデン・ウィーク前にお電話で小一時間お話しをしました。
そのときは、かなり悩み深く感じました。
いくつか、フィードバックさせていただきました。

そして連休中の時間に、Oさんも色々振り返られたのでしょう。
今日は、お顔からあくが抜けた感じにお見受けしました。
ですから、お顔を拝見したとたん、今日は少し視点のちがうお話を
お伺いできると感じていました。

最後に
わたし)「Oさん、今日はすっきりしましたか?」
Oさん)「ええ、すっきりしました。ありがとうございました」(笑顔)

それ以上のお話をご紹介することは、差し控えますが
今日のOさんのお話と気づきは、
私にとっても、新たな視点でとても学びになりました。

それは、個性の強いオーナー社長とどう共感しあって
そして信頼関係を強め、企業を組織の効果性を高めていくかについて
少なからずヒントがあったからです。

私の目下のテーマは、こうした悩み深く、個性の強い経営者の
相談にどう効果的にかかわっていけるか
が大きなものとして存在しているからです。

今年中に、考えを深め、実践し、体系化していけたらいいなと
考えています。
皆さんも、またヒントをください。

コンサルティングにつよい税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原 でした。


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