御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

とあるお客様での経営計画の推進プロジェクトです。
今日から経営計画の策定を終えて、推進編に入ります。
一応できた経営計画書をチェックさせていただくと
ありゃまあ、まだ綴じられていません。

さっそく全員で折り紙よろしく、紙を折り曲げて
社長が作られた、経営理念を足して
表紙をにわかに作って、穴を開けて、ホチキスで留めて
経営計画書の完成!

とりあえず、即席の経営計画発表会を開かせていただきました。
まずは社長から経営理念と組織の発表を、
次にリーダーから、経営戦略の発表を
そして、各メンバーから行動計画の発表を
それでも小一時間発表をしてもらいました。

さて、ここからです。
まずペアになってもらい
経営計画を作ってみて、よかったと思うこと、感じたことを
話し合ってもらいました。
そして2つの小グループでまとめてもらい
それを発表してもらいました。
・顧客や社内のコミュニケーションが足りないことを自覚した。
・実際にしていくのは大変だと思う。しかしまたやらねばと思った。等々

次に、経営計画の戦略を
ホワイトボードでみんなで絵にしてもらいました。
これは、けっこう盛り上がりました。
なかなか絵心のある作品ができました。
これ、アレンジして職場に貼ったらどうでしょう。

そして、次の質問
経営計画を着実に実行達成するための条件は何ですか?
また、ペアで、グループで話し合い、そして発表してもらいました。
・やる気と責任感
・チェックのしくみ。等々
そうですよね。

そして、今日の本題
効果的な経営計画の進め方について
いっしょに考えていきました。

ホワイトボードに

目標設定 →→→ 目標実現 と書きました。

着実にこうなるための条件はなにでしょうか?
と問いかけました。

「人」「行動」「気持ち」「知恵」「信頼関係」「責任感」・・・
いろいろ出ました。
これをひとことで「本人の行動」とまとめてみました。

では次に、本人の行動を確実にするための
他の人(仲間・上司)の役割はなにか? 
「コミュニケーション」「協力」「共感」・・・
そうですよねえ。
「フィードバック」
このことばでまとめさせてもらいました。

フィードバックをするには、「ネタ」が要ります。
「ネタ?」何でしょう?
それは、あなたは今こうですよという情報、ものさし

「 Iさん、あなたが中学生だとします。
 わたしが家庭教師、
 あなたの目標は、テストの成績を450点から80点に上げること
 そのためには、月に30時間の勉強が必要です。」
さてそこで質問

「 Iさん、わたしがフィードバックします。
 ひとつは
 あなたの点数は今40点です。目標の80点に達するために
 どうしますか?」
「うーん?点数を上げるように勉強します・・・かな?」
「ありがとう、ではもうひとつは
 あなたは半月で15時間勉強するといいましたが
 3時間しか勉強していません。どうしますか?」
「えーえと、後半その分も勉強して27時間勉強します!」

そこでわたしは全員に問いかけてみました。
「みなさん、どちらのフィードバックのほうが
 なすべきことが明確になりますか?」

みなさんは、うーん・・・いろいろ考えて
「勉強時間?かなあ」
「そうです。勉強時間のほうが
 何時間すると明確化できましたね。」

つまりいいたいことは
「フィードバックつまり、あなたはいまこういう状態ですよと
ご本人に鏡を見せてあげるものさしには
答え【結果】のものさしと行動のものさしがあります。
どちらが、効果的かというと
行動のものさしなのです。

なぜか?
行動のものさしを見せられると
明日からわたしがしなければいけないことが
直接はっきりわかるからです。

一方、答えのものさしをもらうと
その答えにいたった原因となる自分の活動を
そこから推測し、還元して
なにをしなければならないか?と
考えなければならないので、
どうしてもあやふやなものになるからです。」

一同「ふーん!?」

「だから、答えのものさしをフィードバックしてみての
本人の決意は『がんばります!』とか
とかくあいまいなものになりがちです。
そこで、永遠に具体的な行動が生まれないし
だから、成果も達成もない!」
お分かりでしょうか?

このとき、ただひとつ大事なことは
勉強したら、点数は上がる!
このことに疑問を持ってはならないということです。

勉強しても点数は上がらない?
お客様を訪問しても受注は増えない?
アイデアを出しても改善はできない?
そんなことに疑念を持つ必要はありません。
行動すれば→成果が出る

問題は、行動していない!
わたしは多くの人たちと接して感じることです。

ですから、計画が実現するポイントはただひとつ
フィードバックする=チェックする
それもひんぱんに

これがコツなのです。

コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。

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