御堂筋税理士法人創業者ブログ

家内の世間話にさからってはならない!

足掛け40年も付き合っているのだが
ときどき、さからってはえらい目にあっている。
とくに、飲みに行って、お互いに酔っ払いはじめると要注意だ。

子供が熱湯の入ったやかんにさわって
やけどをするようなものだ。

問題は、それをときどきくり返す点だ。
バカだから、性懲りもなくまたヤカンに触ってしまい
何回もやけどをしてしまう。(Sigh!)

機嫌良く、そのお話に
相槌を打っておけば
多少、押し付けがましくとも
いつも、慈愛深くお世話いただけるのだが。

おそすぎるかもしれないが、
二度と、しっぺがえしを受けないように
決意を新たにしよう!

そうしないと
ときどき予告、警告されているように
家内から貸倒償却を食らう可能性があるからだ。

ところで、イタリアの天才映画作家、
フェデリコ・フェッリーニの
出世作&代表作に名作に『』がある。

主題歌『ジェルソミーナ』の心にしみるメロディとともに
胸に沁みいる、人間の性、業、無垢性、そして罪と魂の救済の
心が浄化される名作だ。

その目に焼き付いているラストシーンで
たった一人の心のパートナー、相方のジェルソミーナを失って、
海岸で慟哭する、野獣のような男ザンパーノ
それを俯瞰で撮った監督の視点が
人間ってねえって、やさしくも語りかける。
そのザンパーノにならないようにせなあかんもんな。

人間にはそれぞれキャラクターがある。
キャラクターの捉え方にもいろんなものがあるが
実用的なのに、エゴグラムというものがある。

エゴグラムでは、
人間のこころ、思考や言動のみなもととして
・規範的な父親的こころ・・・理想、批判
・慈愛的な母親的こころ・・・養育、甘やかし
・現実的な大人のこころ・・・冷静、計算高い
・自由な子供心・・・楽しい、はめはずれ
・素直な子供心・・・すなお、卑屈
の5つの要素が想定されている。
このそれぞれの強さ、組み合わせでタイプが決まる。
これはフロイドの大衆版である。

このエゴグラムが、実用的で役に立つのは

人間同士の付き合いで
どんなタイプ同士は、相性がよいか、悪いか、
また、
相手のこころの状態を察し、どう反応すれば
親密になれるか、問題が起こるか
がわかり、
人間関係をよくするための言動の指針が得られる点だ。

特に、父親的こころと母親的こころとの
真正面な対決は
人間関係に不毛の対決を生むおそれがあると思う。

つまり、少しシンプル化しすぎだが
父親的:強&母親的:低なキャラ(私のことだが)
VS
父親的:低&母親的:強なキャラ(妻のことだが)
が、

そのキャラのちがいについて
・補完関係の価値に着目せずに、
・考え方の違いと理解しがたさに着目してしまうと

イスラエルとアラブ的状況
絶対に理解できない、とどのつまり許せない!ってな状況に陥ってしまいそう。

ここでの(わたしにとっての)唯一の得策は、
相手にさからわないことなのだ・・・。
(残念ながら、人格が低いので
これ以上の創造的解決策が思いつかないというわけなのだ)

これが、相手が、部下、弟子、後輩など
私の権威を受容してくれる相手なら
なるほどと私の意見、考えを受け入れてくれることもあるわけである。
(もちろんない場合も多々あろうが)

あいにく、夫婦は、
生活のパートナーであるから
そうはいかない。
また、私のような低人格では
家内をしたがわせるなどとてもできない。

昔のギリシャ神話では
人は最初、両性具有であったという。
それが、真っ二つに分けられて
男と女ができた。
それ以来、男と女は
元の人間の完全性の回復を願って
お互いを求め合うようになったという。
ロマンに満ちたすてきなお話だが
ここに、男も女もそれだけでは不完全だという
人間の本質的な問題がある。

偉大な発見であった
ワトソンとクリックの2重らせんの
DNA複製の構造解明を見ても
そのことの真理性は明らかだ。

そのときに師である森信三先生は
こう教えてくださる。

「夫婦という肉につながる関係においては、
相手をコトバによって説教したり、教育しようということは、
夢にも考えてはならぬということです。
 それゆえ相手をコトバによって直そうとしないで、
夫婦のうちどちらか一方が、相手の不完全さを
そのまま黙って背負ってゆく―
という根本態度を確立する外あるまいと思うのです。」
(親子教育叢書)

とても救われるお言葉だ。
なぜなら、森先生もそうだったんだなと
思わせてくださるからだ。
ほっとするとともに、行動指針に取り入れる。

あえて批判を承知でお話する。
(女性の方、ごめんなさいね)
おんなを意見で、したがわようとすることは無益だ。
メソポタミアでは、女性が月のさわりの日に
殺人をしても、罪が問われないことになっていたとも聴く。
ここは、どちらが得か、価値を生むか
大人の心で、処して行きたい。(笑)

コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪
小笠原 でした。


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