御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

台風の去った直後、朝から一日とある会社の
経営幹部のマネジメント研修をおこないました。

第2回目、今日のテーマは
前回の宿題である
会社のコミュニケーション・システム表と
各人の目標管理シートのチェックです。

台風で電車が止まって大丈夫かなと思ったのですが
北陸からの参加組は前泊で上洛しておられたとのこと
さすがですね!
しかし一方では、欠席者も数名

ここは、きっちりとご指摘しておかなければ
これからの研修への参加意欲にかかわります。
「どうなっているのですか?」
社長も、さすがに幹部を叱責
次回からは、皆さん最重要事項として
意識され、出席されるでしょう。

さて、作られたコミュニケーション・システムを
さっそく共有チェック
大事な会議が3つあります。
それぞれの意義、内容、メンバーなど
検討していきますといろいろ問題があります。

コミュニケーション・システムを
とても効果的に活用しておられる会社というものは
だいたいがまれです。
このお会社もご他聞にもれず問題があります。
社長さん以下、ずいぶんよいふりかえりの機会に
なったのではないでしょうか?

お昼からは、皆さんの目標管理シートをレビュー
さまざまな切り口から診断とレビューをしていきました。
前回社長が海外出張でご欠席でしたので
社長の方からも、思いのちがいなど
いろいろなチェックやヒントをいただきました。

あらためて感じることは
テーマをいかにことばにするかが
まずは出発点であるといくことです。
本来あるべきこと、理想を、思っていることを
正確にことばにすることは、
案外むずかしいものだということです。

わたしたちは、みなさんのテーマ、
ゴール、それを実現していくための
具体的で妥当な方法、手順を
みなさん自身が、ことばに出してもらうために
思考のお手伝いをします。

そのために、わたしの頭の中に沸いた疑問
その人のしゃべりぶりやちょっとした表情
聴いているほかの人しぐさなどから
それぞれの方の内面や場の雰囲気を察知し
適切な方向にもっていくために
的確な質問を投げかけていくことに連続です。

テーマ→ゴール→方法・手順 記述の作業の中で
いろいろな記述不足のバリエーションがあります。
たとえば
・テーマの設定が、小さすぎる場合
・ゴールのイメージが明確でないために方法が的確でない場合
・方法と手順が十全でない場合
など

それぞれについて質問を通じて
作成者に気づいてもらい意識を高めてもらいます。
結局は、この具体化作業が適確でなければ
経営課題の目標が実現することはないのですから。

企業の目的は「顧客の創造」だとドラッカー師は述べておられます。
そしてそのための課題は「経済的業績をあげること」だと。
そこでの経営者・管理者の課題は
「成果をあげるために不可欠な課題に、専心すること」だと思うのです。
そのためのクリティカルなスキルの第一歩は

目標や課題について、それが実現するために
必要にして十分な、具体的方法と手順を
はっきりさせることではないでしょうか?
そのために必要なことは、もう少し深く考えることだと
多くの経営幹部と対話をしていていつも思うのです。

これが、わたしが論理思考を非常に重要視するゆえんなのです。
今日もそんなことを感じる一日となりました。
わたしの役割は、成果をあげるためには
「やっぱりそうやなあ、それをせんとあかんよなあ。」
考えてみると当たり前そのとおりのこと
でもふだんあたまのどこかに隠して置き忘れていることを
目前に思い起こしてもらい、提示し、
二度と忘れないように、習慣化してもらうことなのかもしれません。

コンサルティングに強い 税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。


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