御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

今日も東京で管理者のマネジメントスキルのトレーニングをしました。
以前に説明した時間管理の手順をふりかえってもらいました。
2つのグループで話し合いをしていただき
そのまとめを進行係さんから発表してもらいました。

その発表があまり深堀りされていないように思いましたので
もう一度みなさんに、ひとり5つづつ時間管理を実践して
気がついたことや課題を考えてもらい
グループで共有したうえで
重要だと思ったことを発表していただくようにお願いしました。

そこで出てきたことは
・反省するという時間が重要で価値がある。
・戦略業務の計画と設定のしかたが大事で工夫が必要である。
 そしてそれをきっちり計画時間に入れておかなければならない。
 それが本来業務の効果性につながる。
・計画の立て方が甘く、なすべきことがあるべき姿からつかめていない。
・日常業務も集中してできていないので生産性が低い。
 しっかり完結主義で処理するようにしたい。
・本来業務の顧客訪問でも行きやすいところに行っている。
・相手のある業務では、時間コントロールでも余裕をもって
 調整が効くようにしなければならない。
 余裕をもって早く相手に伝えるなど、先を見て早め早めに処理する。
・情報についてのインプットが少なく、取り込みができていない。
 これがあれば戦略の効果性につながる。
・計画では定量的な計画にしなければならない。
 それによって重要なことはなにかという2:8の法則にしたがって
 業務が進められる。
といったことでした。

だいぶ話が具体化してきましたね。

以下はわたしからのアドバイスです。
こうしたマネジメントスキルはすべて習慣化して身につけていただくと
みなさんのビジネスマンとしての生産性がすごく高まります。
これは将来みなさんがどのような仕事をしても
およそ知的労働をしていく上では共通して使えるスキルです。

ですから、わたしとの取組みは研修ではありません。
研修だったら、「いい話を聞いた、今日はよかったなあ。」で
明日からまた今までと同じ過ごし方に戻るかもしれません。
私が教えようとしていることはスキルです。
ですからこれは訓練(トレーニング)なのです。
したがって習慣化していってもらわなければなりません。
これから時間管理は常に1ヶ月サイクルで行っていってください。

みなさんの目標は今の3倍の生産性を実現することです。
パナソニック電工さんの平均的な営業マンの
売上生産性が月間4,000万円だと仮定すると
3倍ということは、月間1億2,000万円だということです。

そのためには、
時間の量からいえば、
現在の時間の中で不稼働時間を減らし、稼働時間を増やすか、
実際のしごと時間を増やすかしなければなりません。

また時間の質からいえば
ひとつひとつのしごとの切れ味を高めていかなければなりません。
そのためには説得力を増して行かなければならないでしょう。
要はイチローのように単価を上げていけるようにする努力です。

さらにより少ない時間でしごとをするためには
しごとのプロセス、
たとえば準備→実行→成果→あと処理→反省といった場合だと
準備のプロセスをいかにして短くするか?
そうするとしごとのマニュアル化やノウハウの蓄積による汎用化など
さまざまな取組み課題がでてきますでしょう。

もっというと、自分が時間を使わなくても勝手に売上があがるような
しくみやしかけを作っておくことも高等戦術ですね。
たとえば
・鵜飼の師匠スタイル
 ・・・部下や他の人に働いてもらうパターン
・通行税徴収スタイル
 ・・・自分にいくらか売上が自動的に落ちてくる課金制度
なんかが考えられます。

いずれにせよ、まず「生産性を3倍にする」と目標だてることが第一です。
なぜなら、そうすることによって
はじめて、目標と現状のギャップを認識するからです。
そしてギャップを認識したら、人はそれを埋める方法を
考え出そうと頭を回転させはじめるわけです。
そうでなければ問題意識は起こらず
したがってそうなることは絶対にないからです。

みなさんはどう思われますか?

コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。


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