御堂筋税理士法人創業者ブログ

事務所で開いている勉強会の一つに

『経営の価値観講座』というものがある。

今年は、二宮尊徳翁と吉田松陰先生

および、儒教の

『孝経』と『大学』を勉強した。

それでも、回が余るので

西洋哲学の表面でも

なぞろうということになった。

自分で言いだしたことだが

畏れ多いもはなはだしい。

哲学に対する『不敬罪』に

問われそうだ。

なんといっても

ハードルが高すぎる。

しかし、こういうハードルを設定して

自分を追いつめるのは

人間を進化成長させる

よい方法であるから

ここはひとつよい機会だと

前向きに考えようっと。

というわけで、

皆さんに失礼のない

プログラムを

提供しなければならない

そこで

「経営者が哲学を学ぶ意義

とはどのようなものか?」

を考えた。

そもそも、哲学(の体系)とはなにか?

webで検索!

便利な世の中だ。

グーグルには感謝してもしきれない。

参考にしたのは

アリストテレスの哲学体系と

ヘーゲルの哲学体系

どちらも

人類史上とびっきりの

脳みその重さを誇る。

そして自分なりに

まとめたのが次の分類だ。

初学者が我流でまとめようとしたから

頭が混乱し、

まともな分類になっていないが

そこは笑ってお見逃しを。

切り口は

人間が (・・? と思う

きっかけは何か

だから求知欲求として

どんなテーマが出るかから

考えてみた。

まずは

「自分と人間の不思議」だ。

1.死への恐れ!

これは根源的だな。

私なんかそうだから。

4つくらいからびびっていたし

ときどきぱにくったものだ。

そこで

「死後の世界はあるのか?」

なので宗教・神学である。

2.自分・存在・世界はどなってるの?

おぎゃーと生まれて

3歳くらいになって

あれ、世界にいてるって思う。

自分ってなあに?世界ってなあに?

考えれば考えるほど???

これも発狂しそうになる

(((゜д゜;)))

なので

存在論・認識論・形而上学・心理学

3.正しく考えること

アリストテレスもヘーゲルも

ガクモンの最初にこれをおいた。

そら、正しく考えへんかったら

はなしになれへんもんな。

なので論理学

4.どう生きるべきか・正しい生き方とは

これこそソクラテスが

強調したところ。

Philosophy(愛知)

つまり

Sophia(知)を

Philein(愛)する

というわけだ。

なので倫理哲学や神学

5.どう共同生活を営めるか

そして人間(じんかん)だから

人と人、社会として

どう幸福に暮らせるかだ。

なので

政治学・リーダーシップ・人間学

6.美学

真・善・美というくらいだから

美はビジュアルな真

これも欠かせない。

つぎに、

「世界の不思議」

「世界はどうなっているのか?」である。

ここはさらっと

1.万物の根源・自然のメカニズム

なので自然哲学から

物理、化学、力学、

生物、天文、医学…
これが大大苦手

2.世界を測定する

なので、数学

これも大大苦手

――――――――――――――

というわけであるが

そもそも

一般的な哲学を学ぶ功徳とは?

1.自分を知る、人間を知る。

 …生きるための叡智を学ぶ。

「3千年を解くすべを持たない者は、

 闇のなか、未熟なままに

 その日その日を生きる」

(ゲーテ)というわけだ。

2.学問の基礎理解、学問の体系

 (あらゆる学問のつながり)理解

 つまりガクが身につくということ。

3.問題解決力が身につく。

 まあ、思考のしかたを学ぶのである。

――――――――――――――

ここまでお膳立てして

いよいよ.

「経営者にとって哲学を学ぶ意義」

を考えた。

そもそも.経営者のテーマとは

よい経営をして、業績を挙げる!

そのためには…?

そのために経営者に求められること

1.よい製品・サービスを

  創造しなければならない!

  観察力、アイデア創出、

  デザイン力、具体的製作力、

  思考力など要るなあ。

2.顧客の人気を

  得なければならない。
  

 観察力、心理学、

 原因と結果の関係、

 ホスピタリティなど要るなあ。

3.人間の組織を

  うまく運営して

  いかなければならない。

  だから

  リーダーシップ

  なによりも自身のあり方・生き方が

  問われる。

  そして

  人について深く理解する。
  

  倫理学、リーダーシップ、

  人間学が要るなあ。

4.そして、そもそも

  個人として豊かに

  生きなければなるまい。
  

  倫理学、(宗教)の出番だ。

ということで.

経営者の哲学テーマを

4つにまとめた。

1.自らの人格を高める。

2.ものごとに対する

  正しいとらえ方、考え方を

  身につける。

3.組織と人をよく統治する。

4.よく生きるための叡智を

  身につける。

さあて、このテーマにそって

どう哲学者の出演順番を

考えるかである。

でもむずかしいなあ。

だいぶひまがかかりそうである。

(/_;)/~~

経営コンサルティングと会計事務所の融合

組織デザイン研究所&御堂筋税理士法人

税理士コンサルタント 小笠原 でした。


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そのとおり!の子育て論、いやこれは人材育成論ですね