御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

杉材の間柱という住宅用の製品を作っている会社がある。

これから、その会社の販売増強に取り組んでいこうというのである。
今日は手始めに、総需要、当社のシェアなど基本的なデータを
どうして取るかということをいっしょに考えた。

まずクライアントに、どのような情報がほしいかお訊きした。
すると、(やはり)当社のシェアだという。

そのためには、まず総需要を知る必要がある。
間柱は、在来工法による木造住宅に使われるから
その着工戸数がわかればよい。
そのために地域別の着工戸数データが必要だという。

次に、間柱は外材のものと国内産の杉材を使うものにわかれる。
まず杉材の間柱は当社が扱っているから
お客様である、商社を通じた需要家ごとの購買量をつかむ必要がある。
訊いてみるとこれは情報を取れそうである。

してみると、商社ごとおよびその客先ごとの購買量、つまり商社の販売量はわかる。
ならば、商社ごと、需要家ごとの当社のシェアもわかるはずである。

したがって、次の手順で当社のシェアを継続的に算出することにした。

1.間柱の総需要→木造住宅着工戸数×在来工法の比率×1戸当たり間柱の使用量

2.杉材の間柱の総需要
  →既存顧客を経由した杉材間柱の出荷量
  →顧客でない商社を経由した杉材間柱の出荷量(このデータ入手はポイントだ)

3.外材の間柱の総需要(これもクライアントは重要なほしい情報だという)
  →1-2で推察する。

4.当社の販売量
  →既存顧客ごと、ひいてはその先の需要家(プレカット工場やら住宅会社)における
   インストアシェア

まずこれらをデータ収集しようということになった。

そのあと、競争優位を築くための、

・製品ポジショニング戦略、
・ブランディング戦略、
・競合他社を意識した市場地位に基づく営業戦略

を考えていこうというのである。

クライアントも、これはおもしろそうだと大乗り気である。
私もどんなデータが出てくるか大変楽しみである。

コンサルティングに強い税理士法人小笠原事務所 大阪 小笠原
でした。

関連記事

Noimage ブログ

幹部会議はなぜにわかに活性化してきたか?

Noimage ブログ

模擬会議をしました。

Noimage ブログ

二宮尊徳翁の著作に感激!

Noimage ブログ

新年の所感を書き上げてっと・・・

Noimage ブログ

ものの見方・考え方のセミナーテキストを作成してみました。

Noimage ブログ

才覚ある人にはお金が集まるものだなあ。

Noimage ブログ

評価の高い株を、どうやって 親→わたし にうまいこと移すか?

Noimage ブログ

経営人材を育てる! iwai MBA をスタート