御堂筋税理士法人創業者ブログ

毎月私が主宰している

経営価値観講座

前半は、参加者が
リーダーシップを高めるために
家庭や職場で取り組んでいる

言動を高める行ないの報告をする。

私たちはこれを『修養』とよぶ。

後半は、読書課題の

感想を述べ合う。

今回の課題は

森信三先生の

『修身教授録』の

第27講~第39講である。

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ある人が第39講 『教育の窮極』

というところに心ひかれたという。

それは、どんな内容だろうか。

要約でご紹介してみたい。

――――――――――――――

第39講 教育の窮極 

「教育の窮極の目標は、

かけがえのない存在

である子どもたちを

有為な人材に育てること」

教育の窮極目標は、

自分の受け持っている子らの

一人ひとりが、

すべて時代を担う

かけがえのない生命だ

ということを、

身にしみて痛感することである。

国民教育の根本目標は、

子供の個性を発揮させる

ことを通じて、

国家社会に有用な人材に

育てることである。

そのための三つの段階

①生徒たちの一人ひとりを、

 一箇の生きた魂としてかき抱くこと

②一人ひとりが、

 親の身としては

 実にかけがえのない

 大事なお子たちだということが、

 真に実感としてわかる。

③一人残らずが、

 やがて民族の一員として、

 それぞれの角度から

 国家を支えることを骨身に感じる。


そうであれば、

一人前の国民として

恥ずかしくないだけの人間として

卒業させねば、

相済まぬ気になるはず。

この日本の国には、

諸君でなければ

どうしてもやれない仕事がある。


最も大切なことは、

教育者として

人生の本腰を決めてかかることであり、

子どもらに生命の息吹を吹き込むこと

―――――――――――――

ざっとこんな内容である。

これから教師として

羽ばたいていく学生たちへの

森先生のこの上なく

暖かく厳しい激励である。

そこで当然に感じることは、

このことは、そのまま

経営者として、社員を

育てる場合の心がまえに

当てはまるのではないか

ということだ。

まさしくそうだ。

私も同感である。

ぜひ、経営者、いな、幹部も

こうした気持ちをもって

人材の育成に

臨んでほしい

と希っている。

経営者の課題のうち

窮極に近いものは

次代を担う人を育てることだ。

そこには

教育者としての

心がまえと共通のものが

なければならぬ。

森先生のあげる

3つの心がまえは

まずは記憶して

公言したらよい。

公言することで

自分を約束に追い込み

そして行動に追い込む。

やがてそれが

その経営者の

人柄として周囲から

認知される。

私は特に

シニアの経営者に対して

後世、

「名経営者だった」

とよばれるように

ふるまいなさいと

アドバイスしている。

こうした人を育てる姿勢が

やがて組織の風土となる。

必ずや、強固な基盤として

有為な人材を引き寄せ

すばらしい業績に

つながっていくのでは

ないだろうか。

会計事務所の可能性を追求する

御堂筋税理士法人&組織デザイン研究所

大阪 税理士 小笠原 でした。 


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