御堂筋税理士法人創業者ブログ

大阪のコンサルティング税理士 小笠原 です。

今日からまた新たな2代目の経営者候補生の勉強会が始まります。
場所は熊本、パナソニック電工さんのお骨折りで
九州の有力なお客様の後継者、
算数と経営の勉強に問題意識をお持ちの方々です。
こういう勉強会は、こちらもやりがいがありますね。

この勉強会は全部で8回のシリーズです。
最初の2回は、算数のお勉強(決算書の見方と分析、月次決算)
残りの6回は、経営計画の策定で、最終回に発表会をします。
(経営計画は実行管理が大事なのですが
それは希望があればフォローアップという形ですることになります。)

というお話をして、そこで参加者に確認
「あなたが経営計画を作ったとしたら、
それはどのような位置づけのものになりますか?」
・親父と意思疎通して、会社の計画としてオーソライズできる。
・自分の担当している部署の計画として実際に使う。
・あくまで自分の個人的習作として練習になる。
この出発点を明確にしておかないと、
あとあとの指導がちがってきますので。
(というのは、その後2代目が先代と計画について
あつれきを来すことがままあることが経験的にわかっていますので)

皆さん、会社の計画として使えるということでした。これはOK

さて、今日の本論の決算書の見方です。

まず、皆さんに質問
「あなたは日ごろ、どの程度決算書を見ているのか?」
まあ、『ちらっと程度見ています』というのが平均的ですか。
これは、参加者の数字の見慣れ度をお聞きしておくため。

次に、質問
「あなたの会社はだれが経理をしていますか?」
・事務員さん
・お母さん(身内)
・経理の責任者(取締役)がいる。
さらに
「あなたの会社の経理は、社内でパソコンで処理していますか?」
・はい
・いいえ→伝票を会計事務所でまとめてもらっています。

さて、これは、参加者の会社の経理の処理レベルを確認するため。
月次決算のスピード、精度、情報に対する問題意識です。

ということで、インストラクション開始

決算書を勉強する目的
1.損益計算書を『もうけの構造図』として理解し、
 同業他社と比べて、わが社の特徴や課題を確認する。
2.貸借対照表を『お金の構造図』として理解し、
 同業他社に比べて、わが社の特徴や課題を確認する。

経営の目的は、顧客の創造を通じた世の中へのお役立ちと
それによる関係者の物心両面の幸福の追求ですが

もうけてお金を残すということは、経営の中心課題であり
上記目的がかなっているかをはかるものさしです。
(目的ではないところに注意!)
だから、数字をしっかり見れることは、
会社をつぶさないための経営者の最低のたしなみですよね。

決算書を見て、わが社の特徴や課題を確認するには
これをグラフ化してビジュアルにとらえるのが一番
わが社と同業他社(黒字企業の平均値)を並べて考えると
だれでもすぐにわかります。これほんと!

まずは損益計算書(P/L)です。
P/Lは、もうけの構造図
これを勉強する目的は、
後継者に、『採算意識』を持ってもらうため。
『採算意識』があるとはどういうことか?

わたしが、
「利益がいくら必要なのですか?
そのためにはどういう手を打てばよいのですか?」
と質問したときに

それに対し、売上、粗利率、固定費の三つの切り口から
目標利益を達成するための条件をすらすら(そらで)と言え
「それには、○○という方法があります。」と、
なるほどとわたしが感じる具体的な方法を
それぞれ3つ以上は言えることです。

そのためには、まず『もうけの方程式』を
覚えてもらわなければなりません。

利益=売上高×粗利率―固定費

そして決算書から、わが社の
・粗利率
・1ヶ月の固定費の額
を計算して覚えます。

さて次に、1ヶ月なんぼ売ったらトントンになるかを明らかにしておきます。
損益分岐点といいますね。
固定費÷粗利率=損益分岐点です。

そして次に、1ヶ月になんぼもうけたいか
決めてもらいます。えいやーで。
その目標利益を上げるための
必要売上=?
必要粗利率=?
許容固定費=?
こうした、純粋形の改善数値を計算できるようにしてもらいます。
もうけの決定要素は、
売上高、粗利率、固定費の3つしかありませんものね。

実際には、この3つの組み合わせになるので
現実的な組み合わせを考えてもらいます。

それが出たら、
ではどうしたら売上高を増やせるのか?、粗利率を上げられるのか?
固定費(率)を下げられるのか?
あなたのビジネスでの実行可能策として3つ方法を語ってください。
となります。

こうしたことが、経営会議の場で考え、話し合えることが必要ですね。
それも皆さんと皆さんを支える、幹部が。

次に貸借対照表ですが、・・・
こんな感じで進めていきました。

だんだんうでが疲れてきたので
今日はここまで。
また明日にでも続きを書きましょう。

コンサルティングに強い税理士小笠原/河原事務所 大阪 小笠原
でした。

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